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メディア短評 長山靖生(評論家)

米国の高関税措置による世界経済の影響 日本政府は自由主義諸国との連携強化を

トランプ米大統領の言動が世界秩序に混乱をもたらしている。高関税措置に留まらず、「カナダは米国の51番目の州になるべき」「グリーンランドは米国に併合された方がいい」等、他国の主権を侵すような発言も繰り返している。さらに逝去したローマ教皇の後継者選定を巡って「ローマ教皇になりたい」と発言。自身がローマ教皇に扮した合成とみられる画像をSNSに投稿し、物議を醸した。
高関税措置によって米国経済は、景気後退とインフレが同時に起きる「スタグフレーション」に陥るとの懸念もあることから、今後、トランプ政権は大きく政策転換する可能性がある。しかし他国を不当に軽視する言動が重なると、国家間に修復不可能な禍根を残すことになりかねない。トランプ大統領とその側近には、自身の権力に見合う責任ある態度を望みたい。
トランプ政権の姿勢を受け、すでに各国の政治情勢も変化している。4月28日のカナダ連邦議会選挙では...

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