
米国からの帰国直後に党インターネット番組「カフェスタ」に出演した赤澤亮正経済再生担当大臣(右)は、
小野寺五典政務調査会長(左)に交渉の内幕を明かした
米国による関税措置を巡って初めての閣僚交渉に臨んだ赤澤亮正経済再生担当大臣は4月18日、党のインターネット番組「カフェスタ」に出演し、小野寺五典政務調査会長を相手に初交渉を振り返りました。トランプ大統領とも会談した赤澤大臣は「大統領は日本を重視している。一刻も早くウインウインの関係を築きたい」と、交渉に向けた決意を語りました。
米国の関税措置に関する日米の閣僚級協議は17日に米ワシントンで行われました。閣僚級の協議に大統領が自ら参加することは極めて異例で、米国に向かう飛行機の機中で参加の事実を知った赤澤大臣は「全く知らない状態で搭乗した。大統領のSNSの発信を知り『えっ』という感じだった」と振り返りました。
大統領執務室でトランプ大統領に対して「相互関税10パーセント、自動車と鉄鋼・アルミニウムの関税25パーセントは極めて遺憾で、全て取り止めてほしい」とわが国の立場を主張した赤澤大臣は、「大統領は忍耐強く話を聴いてくれた。大統領自身の関心がどこにあるのか把握することができた」と直接交渉の重要性を述べ、「大統領は日本を重視し、なおかつ急いでいる」と、米国の交渉姿勢への印象も明かしました。