
党愛媛県連 青年部長 川本 健太 愛媛県議会議員
品名 父の万年筆

今からおよそ9年前、父が亡くなった際に唯一譲り受けたものが万年筆でした。私にとっては形見とも言える一品です。
父は地元の松山市議会議員を6期務めて引退したのですが、現職の時から長らくこの万年筆を愛用しており、質問原稿も直筆で書いていました。
私の世代では、長い文章を書く時にはパソコンを使うのが一般的であり、ペンを使う機会は少ないのが実情です。
そんな私にとって、原稿用紙に万年筆で数千から数万字以上の文章を書き連ねる姿は、大人の男とでも言うのでしょうか、格好いい父の姿として印象深く記憶に残っています。
万年筆が似合う男には程遠い私ですが、少しずつ、この万年筆がなじむように歳を重ねていきたいと思っています。