
水活「5年水張り要件」を撤廃
わが国の主食であるコメの価格が高騰し、コメ政策に対する注目が高まっています。政府与党では新たに定める食料・農業・農村基本計画に水田政策を根本的に見直すことを明記します。
水田を対象として支援する水田活用の直接支払交付金(水活)を、作物ごとの生産性向上等への支援に転換。令和9年度以降、5年間で1度は水田に水張りを行うことを支援の要件とする「5年水張り要件」を求めないことになります。現行水活の令和7・8年の対応としては、水稲を作付け可能な田について、連作障害を回避する取り組みを行った場合、水張りをしなくても交付対象とします。従って、「5年水張りの要件」は今年産米から撤廃されることになります。
コメの生産については、国内外の需要拡大策、大区画化、スマート技術の活用、品種改良等の生産性向上策などを強力に推進し、輸出を含めたコメ需要拡大を目指します。