デジタル田園都市国家構想を実現する取り組みの一環として政府が主催する第4回「Digi田(デジ田)甲子園」が開催され、人工知能(AI)を活用してクマ対策DXを実用化した富山県が、地方公共団体部門で優勝しました。

石破茂総理(前列右3人目)と記念撮影する第4回デジ田甲子園の受賞者ら
初動対応を迅速化

クマ対策DX「Bアラート」の概要
デジ田甲子園とは、デジタル技術を活用して地域課題の解決に取り組む地方公共団体、民間企業・団体の事例を募集し、特に優れたものを内閣総理大臣賞(優勝)として表彰する取り組み。第4回デジ田甲子園の地方公共団体部門では、昨秋に応募があった事例の中から、今年1月から2月までのインターネット投票を経て富山県が取り組むクマ対策DX「Bアラート」が優勝しました。
Bアラートは、赤外線センサーに反応して撮影される自動撮影カメラの映像から、高性能AIが特定の害獣の画像を検出し、対応者へ自動でメールを送信。害獣の出没をリアルタイムで把握することで初動対応を迅速化し、クマによる人身被害の減少に貢献します。"