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メディア短評 日暮高則(アジア問題ジャーナリスト)

ロシアのウクライナ侵略から丸3年が経過 各紙社説はロシア有利での終局に反対表明

第2次世界大戦が終わってから80年、21世紀になってから四半世紀が経とうというのに、いまだに領土占拠に固執する19世紀の帝国主義的大国が存在することに改めて驚かされ、不快感を募らせてしまう。ロシアが大義も正義もない戦争をウクライナに仕掛けてから、はや3年が経過した。両国合わせて100万人以上の死傷者が出ているが、それでも懲りずにプーチン大統領のロシアは泥沼の侵略作戦を続けている。
イソップ物語の「太陽と北風」の寓話が示唆しているように、北風をビュービュー吹かせても旅人はコートを脱がない。かえって頑なに襟を立て、ガードを固めるだけだ。ロシアはウクライナの東部4州の領土を強引に奪取したところで、同地に住むウクライナ人は憎悪と憎しみを膨らませ、今後も反抗を続けていくことになるだろう。中長期的に見た場合、この人民感情の険悪さがどれだけロシアにマイナス効果を与えるか、有能なプーチン氏であれば容易に想像できるはずであるのだが...

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