偽造・変造対策を大幅強化
外務省は、偽造・変造対策を大幅に強化にした「2025年旅券」(新パスポート)の発給を、今年3月24日の申請から行うと、令和6年12月20日発表し、併せて新パスポートのサンプルを公表しました。
今回の新パスポートへの変更は、パスポートの国際基準等を策定している「国際民間航空機関」(ICAO)の勧告等を踏まえた対応で、現在のパスポートより偽造・変造対策が大幅に強化されています。
具体的には、顔写真ページがプラスチック基材となり、レーザーで印字・印画されます。
「2025年旅券」顔写真ページ:国立印刷局にてレーザーで印字・印画される(画像提供:外務省)
これに伴い、現在は申請者から申請を受理した都道府県旅券事務所や在外公館等で旅券を作成・交付していますが、新パスポートはレーザー加工を行うため、国立印刷局で集中的に作成し、できたパスポートを各都道府県等に配送し、申請者に交付する形となります。
このため、国立印刷局からの配送の時間を含めて、パスポートの申請から交付まで、日本国内での申請では2週間程度、国外(大使館・総領事館)では2週間~1カ月程度が必要となります。外務省では、海外旅行を計画したら、目安として旅行の1カ月前までに、パスポートの申請を行うことを強く勧めています。
なお、新パスポートが発行される3月24日以降も、現在発行済みのパスポートは引き続き有効期間まで使用可能で、「この日以降は使用できなくなる」といった詐欺には注意が必要です。
オンライン申請がより便利に
今回の新パスポートの発行と同時に、3月24日からはパスポートのオンライン申請もより便利になります。
現在、・・・