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日本遺産 歴史を紡ぐ
セピア色の近世港町、鞆(とも)の浦

広島県福山市 平成30年度日本遺産認定

江戸時代からともり続ける鞆ノ浦のシンボル「常夜燈」

瀬戸内海の中央に位置する鞆の浦は天然の良港で、古代から「潮待ちの港」として知られてきました。江戸時代後期の常夜燈や雁木(がんぎ)、船番所跡等、5つの施設が現存する港湾は他にありません。江戸時代には朝鮮通信使が穏やかな多島海の景勝美を「日東第一形勝」と絶賛。その後に、長崎・出島のオランダ商館医・シーボルトが残したスケッチによって欧州に紹介されました。近世港町の風情を色濃く残す町並みや祭事、瀬戸内の鯛(たい)や小魚を大切にする食文化も鞆の浦らしい魅力の一つです。

 

国内最大級の常夜燈に船着き場、防波堤の眺め

鞆の浦の常夜燈は、現存する江戸時代のものとしては国内で最大級の大きさを誇ります。航海の目印となった高さ10メートルを超える常夜燈は港町のシンボルとして住民を守り、この町を訪れる人々を引き付けます。夕暮れ時に明かりがともると、その姿が影絵のように浮かび上がり、セピア色の港町にゆったりした時が流れるのを感じます。

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