全国幹事長会議の冒頭、地方組織の重要性を強調する石破茂総裁
全国幹事長会議が12月8日、党本部で開かれ10月の衆院総選挙の結果等について、全国47都道府県支部連合会の幹事長と党執行部が徹底的に議論しました。石破茂総裁は全ての意見に耳を傾け、党再生へあらゆる声を丁寧に聞き、党運営に生かしていく考えを示しました。
全国幹事長会議で石破総裁は「わが党が野党だった時、支えて頂いているのは地方組織。一人一人党費を集めて頂いている皆さんのことを片時も忘れてはならない」として、わが党の強みである強固な地方組織からの声を丁寧に党運営に生かしていく考えを強調しました。森山裕幹事長は「総選挙では国民からの十分な理解が得られない結果となり申し訳なく思っている」と述べました。
武見敬三参院議員会長は来年の参院選について「参院で自公が過半数を維持することができなければ、著しい政治的混乱を招くことは明白だ」として、衆院で「少数与党」となった現下の政治情勢では、参院選の勝利が政治の安定に欠かせないことを強調し、協力を求めました。
総裁選の地方票配分見直しを検討
会議では、総裁選の決選投票における地方票の配分について、現在は各都道府県1票となっているものを見直すよう求める声がありました。これに対して森山幹事長は、「同様の問題意識を石破総裁と共有している」と述べ、会議後、記者団に対して、来年の党大会を視野に、決選投票での地方票を現行の47票から拡大していく方向で検討する考えを示しました。