「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」が11月23日、都内で開かれました。
政府を代表してあいさつした石破茂総理は「国家による拉致であり、単なる誘拐事件ではない。国家主権の侵害以外の何物でもない」と強調。拉致被害者やその家族の高齢化を念頭に「時間的制約のあるこの問題は、日本国民全ての国家主権の侵害であるという共通認識の下に、解決に向けて心を一つにしていかなければならない」と訴えました。
また「(北朝鮮との間に)相互不信の連鎖があることは間違いなく、それにより状況が複雑化している」として、日朝平壌宣言の原点に立ち返り、大局観を持って問題解決に取り組まなければならないと主張。首脳会談の開催について「私は本当に正面から向き合う。首脳による戦略的な決断に基づく実行が時代を動かす」と強い意欲を示しました。

石破茂総理は「正面から向き合う」と述べ、首脳会談の開催に強い意欲を示しました