10月1日の記者会見で自らの内閣を「納得と共感内閣」と命名し、基本方針を説明する石破茂総理
第102代内閣総理大臣に就任した石破茂総理は10月1日、石破内閣を組閣し、記者会見を行いました。石破総理は自らの内閣を「納得と共感内閣」と命名し、真実を語り国民の理解を得ていく考えを強調しました。
石破総理は記者会見の冒頭で内閣の基本方針を「守る」とし、(1)ルールを守る(2)日本を守る(3)国民を守る(4)地方を守る(5)若者・女性の機会を守る――を具体的に掲げ、「私は長い間準備を積み重ねてきた。『5つの守る』を実現し、未来をつくり、未来を守ることに取り組む」とした上で、「政治に求められていることは国民お一人お一人と正面から向き合うこと。国民と対話し、全ての人が安心と安全、そして笑顔が戻ってくる日本をつくる」と決意を示しました。
解散総選挙 早期に国民の信任を得る
国民の心に響くように国会で自分の言葉で語る
今後の政治日程については「10月9日に衆院を解散し、同15日公示、27日に総選挙を行う」と正式に表明しました。
石破総理は「新しい内閣が発足したら、その内閣について国民の皆さまに信を問うことは憲法の趣旨からも沿うことだ」との見解を示し、早期に国民の信任を得るべきとの基本的な考えを繰り返し説明しました。
総裁選期間中に自らが「国民が判断する材料を提供するべき」と言明していたことについては、「国会においていろいろな議論が行われる。所信表明演説と代表質問への答弁は、本当に自分の言葉で語りたい。衆参の本会議のほかにもそういう機会が与えられれば、国民の皆さまの心に響くようにやってまいりたい」と述べ、限られた日数の中で充実した国会審議を行い、国民への判断材料を提供する努力を尽くすことを強調しました。