お知らせ「自由民主」先出し総裁選2024

日本の未来を守り抜く
石破茂候補 所見発表演説要旨

石破茂候補

MOVIE

総裁選に立候補した9人の候補者による所見発表演説会が9月12日に党本部8階ホールで行われました。
石破茂候補は、国防や防災等について演説し、出席した党所属国会議員に対して支持を呼び掛けました。
石破候補による演説の要旨は以下の通り。

国民を信じ、信頼される自民党へ

私は今回の総裁選を自分にとって最後の戦いと位置付け、全身全霊で戦う。
今回の総裁選では「守る」ことを掲げた。第一に日本を守る。北朝鮮が今朝もミサイルを発射した。昨年は27回、一昨年は59回発射した。北朝鮮は米国の東海岸まで届く技術を保有したと言われている。北朝鮮に当選2回の時に訪れたが、「こんな国が本当にあるのか」と思った。徹底した反日と個人崇拝、マインドコントロール。そういう国が米国東海岸まで届くミサイルを保有するということは、これまでの相互確証破壊が効かなくなるということだ。
国連常任理事国であるロシアがあのような戦争を始めることを誰が予想したか。なぜ、ウクライナは抑止力が効かなかったか。ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)に加盟していない。東アジアにはNATOのような仕組みは存在していない。どうやってこの地域の平和を守るのか。アジアにおける集団安全保障の仕組みをつくることは喫緊の課題だ。
防衛力の整備は必要なことだが、立派な装備があっても乗る人がいなければならない。自衛隊で培った経験や能力を発揮する場を日本国全体で用意しなければならない。総理を長とする自衛官の処遇に関する関係閣僚会議の構築は早急に必要だ。憲法改正に自衛隊明記は必要なことだが、安全保障基本法がないことでいいのか。私は日本の独立と平和を守ることに全力を尽くす。
次に国民を守る。能登で震災があった。南海トラフ、首都直下型地震が現実のもとなっている。予知する体制は十分か。日本の避難所は101年前の関東大震災と変わらない。台湾やイタリアでは家が壊れ、被災し、職を失った人たちを暖かくておいしい食事で励ましている。日本でもそのような体制を作らなければならない。
人口減少は、あと80年で日本人は半分になるという。地方の所得が上がらないままでいいのか。実質賃金を上げるために、労働分配率を上げなければならない。個人消費が拡大し、労働者一人一人の権利を守るために全力を尽くす。
自民党は3年3カ月、野党だった。あの時に、自由闊達に議論し、公平公正で、謙虚な自民党でありたいと新綱領に書いた。私は総裁として、きちんとした説明責任を果たし、国民が納得するまで全力を尽くす。政治家は国民を信じているか。私は、国民を信じ、国民から信頼され、未来を切り開く自民党でありたいと思っている。

候補者情報はこちら
石破 茂|候補者情報|総裁選挙2024

ご購読のお申し込みはこちら。