和田 政宗 広報本部新聞出版局長
ルクセンブルクとの友好
6月、ルクセンブルク大公国のギヨーム皇太子殿下が経済ミッションを率いて来日された。天皇陛下が会見され、その後、岸田文雄総理や閣僚と会談された。私は友好議員連盟の事務局長を務めており、議連でギヨーム皇太子殿下をお招きして朝食会を開催し、両国の経済連携について意見交換した▼ルクセンブルクは欧州の中央部にあり、人口は65万人強だが、一人あたりの国内総生産（GDP）は世界一。両国関係は、皇室とルクセンブルク大公家との緊密な関係を礎にとても良好であり、わが国にとって重要な友好国である。私は平成28年に訪問したが、城塞都市と産業、農村が共存した美しい国である。わが国が参考にする部分も多い▼ルクセンブルクは、欧州連合（EU）委員長をこれまで13人中3人輩出し外交力が強いが、その根幹は欧州の金融センターとしての役割や、通信衛星70機を保有し、世界の衛星通信の要となっていることにある。親日的な人も多く、ベッテル副首相兼外相（前首相）は、お忍びで日本旅行をするほど。両国の友好関係をさらに強化していきたい。
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