全国女性議員研究会
先日、自民党本部で全国女性議員政策研究会が行われた。党籍を持つ女性地方議員を対象に、女性局が毎年主催している。国会議員や外部講師を招き、憲法改正や災害復興等、多彩な分野を勉強し議会活動に役立てもらうことが目的だ。今年はオンライン参加も含めて約300人が参加し、活発な質疑応答やグループワークも行った。自身の政策立案力を高め、地域を超えた議員同士の交流も深め、モチベーションを刺激することにつながればうれしい▼自民党は、この10年間で党所属の女性国会議員の割合を、現在の11%から30%まで増やすことを昨年決定。女性議員と言っても働き方をはじめ背景はもちろん皆、異なる。女性議員が増えれば、それだけ社会のさまざまなニーズを把握でき、多様な視点が政策に反映されよう▼一方、昨年の統一地方選挙で当選した全女性議員(都道府県議会)の割合は、過去最高の14%を超えた。その中で、自民党は絶対数は多いものの、比率では最も少ない。より私たちの暮らしに近い地方議会においても女性議員を増やすことは、国政と同様に重要だということを忘れてはならない。