
来年度予算編成の基本的な方向性を示す「経済財政と改革の基本方針2024(骨太方針)」の策定に向け、6月5日に政調全体会議が開かれ、党内議論が本格化しました。渡海紀三朗政務調査会長は、「政策で党の姿を示す」と述べ、賃上げの流れを確実なものとする次の一手を打ち出す、活発な政策議論を呼び掛けました。
5日の政調全体会議では、骨太方針の骨子案が政府から示されました。わが国経済は約30年ぶりに高水準の賃上げが実現し、デフレ完全脱却に向けた着実な歩みを進めています。同方針では、国民が豊かさと幸せを実感できる持続可能な経済社会となる、成長型の新たな経済ステージへの移行を目指します。そのために、骨子案では賃上げのさらなる促進や、三位一体の労働市場改革、中堅・中小企業の活性化や、投資拡大と革新技術の社会実装による社会課題への対応等が盛り込まれました。