パラオとの友好強化
3月29日、来日したパラオのカレブ・ウドゥイ財務大臣と日本パラオ友好議員連盟で会談を行った。下村博文会長のもと私は副会長を務め、昨年は議連メンバー5人でパラオを訪問した。1914年の第一次世界大戦開戦でドイツの植民地だったパラオを日本が解放してからの関係は31年にも及び、1920年から1945年まで日本が委任統治をしていた▼日本の統治時代を懐かしむ方が極めて多く、パラオ語になった日本語は千語あり、「ダイジョーブ」「シャシン」に加え、ハンガーは「エモンカケ」、ビールでの乾杯は「ツカレナオース」である。外務大臣は名前が「アイタロー」さんで、パラオの人口は4分の1が日系であり、日系でなくても日本人を敬愛して日本の名前にしている方もいる▼パラオが1994年に米国の信託統治から独立して今年で30年。今回の財務大臣の来日は、日本がサポートをしているパラオでの貯蓄国債導入が主なテーマであった。今後パラオとは漁業協力等の産業強化支援が検討されており、強固な友好関係をさらに構築していきたい。