近年のサイバー空間では、フィッシング被害等に伴うクレジットカード不正利用被害やインターネットバンキングに関わる不正送金被害が急増しています。こうした事態を受け、政府は例年、2月1日から3月18日までを「サイバーセキュリティ月間」と定め、産学官民で連携し、被害に遭わないためのさまざまな普及啓発活動を展開しています。
基本対策の徹底を

インターネットバンキングにおけるフィッシング詐欺の被害は拡大し続け、昨年発生した被害件数は5147件、被害額は80.1億円(令和5年11月時点)と、いずれも過去最多となりました。
金融機関(銀行)を装ったフィッシングサイト(偽サイト)へ誘導する電子メールが多数確認されているほか、パソコンに偽のセキュリティ警告を出してお金をだまし取るといったサポート詐欺の被害も増加しています。
こうした脅威に対応するためには、一人一人が「不審なリンクは開かない」「パスワードは長く複雑にする」「パスワードに加えて、アプリ等による複数の手段で本人確認を行う」といった基本的な対策(「サイバーセキュリティ対策9か条」、別表参照)を徹底することが重要です。

(提供:内閣サイバーセキュリティセンター)