マイナポータルから、医療保険の資格情報を自身のスマートフォン等にPDF形式で保存できる新機能が2月6日から、スタートしました。これにより、マイナンバーカードのICチップが故障したり、医療機関のカードリーダーにトラブルが発生したりした場合でも保存した医療保険の資格情報をマイナンバーカードと共に提示することで医療機関を受診することができるようになります。
非常時でも保険診療受診可能に
マイナポータルに追加された項目(右)と取得できる医療保険の資格情報PDF(左)(提供:デジタル庁)
同機能は、マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」の利用者向けサービス。スマートフォン等携帯端末にPDFを保存しておくことで、非常時等のマイナ保険証が使用できないときでも保険診療を受けることができるようになります。
マイナポータルの健康保険証情報を確認する画面下部に追加された「端末に保存」ボタンから、自身のスマートフォンにPDFを保存できます。
新機能について、河野太郎デジタル大臣は「今後は念のために持ち歩くといったことも含め、紙の健康保険証を持参する必要がなくなるため、ぜひご利用いただきたい」と呼び掛けています。
医療DXの基盤となるマイナ保険証への円滑な移行に向け、引き続き、政府与党が一体となり、不安払しょくや利用促進を図っていきます。