足立 敏之参議院議員
私は、かつて建設省のダム工事現場で勤務したことのある「ダム屋」です。そこで、推しメシはダムをモチーフにした「ダムカレー」。今回は、秋田県東成瀬村の成瀬ダムのダムカレーを紹介します。
成瀬ダムは、わが国が開発した台形CSGという新たな施工技術で建設中の多目的ダムで、ダム高114.5メートル、堤頂長755メートル。完成すると台形CSGダムとして日本最大の大きさになります。このダムでは、令和4年5月に定礎式が行われましたが、その際に記念品としてレトルトの「スリランカカレー」が配布されました。
なぜスリランカのカレーなのかと言うと、成瀬ダムの工事には重機のオペレーター等約100人のスリランカ人が参加しており、彼らが毎日、現場の宿舎で母国のカレーを作って食べていることから、その秘伝のレシピをもとにレトルトカレーが作成されたと聞いています。
現在、そのレトルトカレーが商品化され、販売されています。次第に人気を博し始めていると聞きました。私も頂きましたが、17種類のスパイスが効いた本格的なカレーです。ダム工事がご縁で生まれた「ダムカレー」、ぜひ皆さんもご賞味ください。
建設中の成瀬ダム(秋田県東成瀬村)
建設作業に従事するスリランカ人