
党宮崎県連幹事長 中野 一則 宮崎県議
品名 「馬蹄型の文鎮」

私の愛用品の一つは、郷土の偉人黒木親慶(ちかのり)陸軍少佐の形見の文鎮です。文鎮は馬蹄(ばてい)形で、つまみは薬きょうを利用、荒木貞夫陸軍大臣・文部大臣の「光華」の書が刻印されています。この文鎮は私が二十歳代の時に、少佐と従弟で元宮崎県議会議員・地元農協長の朝稲又次先生より賜り、以来愛用しています。
黒木少佐は陸軍大学校二十四期の逸材で、将来を大変嘱望された軍人。ロシアのペトログラードの日本大使館に武官として赴任中に、レーニンの革命が勃発。少佐は「この赤化革命はロシア一国にあらず世界に拡大する」と、ロシア白軍の支援に奔走。列国をはじめ日本国の撤退後は、陸軍を辞して白軍のセミヨノフ将軍を援(たす)けました。
第二次世界大戦後の共産国家の林立や今日の国際情勢を見るに、少佐の識見・行動は達見としか言いようがありません。私も「ぶれない」ことを政治信条にしています。