日本を代表する調味料で、どの家庭にも欠かせない醤油(しょうゆ)。その多様な魅力を全国に発信し、新たなビジネス機会や観光振興の可能性を探ること等を目的に「全国醤油サミット」が全国各地で開催されています。来年11月には瀬戸内海に浮かぶ小豆島の土庄町(香川県)で第10回の全国醤油サミットが開催される予定です。

土庄町の弁天島。1日2回、干潮時に現れる砂の道は「エンジェルロード」と呼ばれ観光客に人気(写真提供:土庄町)
第1回は和歌山県湯浅町で
わが国の醤油の歴史は鎌倉時代に金山寺味噌の製造法が中国の宋から持ち込まれた際に、製造過程で生じる赤褐色の汁がみそ桶の上部や底に溜まっていることを見つけたのがきっかけです。その塩味や甘味、発酵の香りがある汁を改良したものが醤油のルーツと言われています。
全国醤油サミットはその醤油を最初に醸造・生産したと伝わる和歌山県湯浅町で第1回が平成19年に開催されました。以来、全国の醤油産地で行われています。