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お知らせ「自由民主」先出し交通

自由民主1面コラム「幸響」
阿達 雅志 広報本部長代理

自由民主1面コラム「幸響」阿達 雅志 広報本部長代理

鉄道のこれから

日本の鉄道は昨年開業150周年、貨物鉄道は今年150周年を迎えた。鉄道好きとしてはうれしい限りだ。大量のヒトやモノを効率的に運ぶ手段として全国に鉄道網が広がり、近現代の日本の発展を支えた。昭和初期には大手私鉄が沿線開発と組み合わせたビジネスモデルで参入、軍事輸送の拡大を経て、第二次世界大戦後の戦後復興、高度成長期の輸送力増強の大半を鉄道が担った。日本の鉄道の定時性、高い輸送密度への対応、安全性、ネットワーク展開は世界に冠たるものだ▼しかし、国鉄の分割民営化から37年、人口の急激な減少によって鉄道特性を発揮できない路線が増え鉄道事業そのものの在り方が問われている。高齢化社会において移動手段の確保は最重要課題である。6月には地域公共交通活性化法が成立し、ローカル鉄道の問題に国も関与して行く方向性が示された▼しかしまだ幹線や高速鉄道を巡る議論は緒に就いたばかりである。地方の発展のためにはネットワークは不可欠だ。他の交通モードを含めた持続性ある「公共交通」網を維持する為には政治の力が必要だ。

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