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連載シリーズ「#ニッポンの仕事」
全日本鍼灸マッサージ師連盟

鍼灸マッサージ師の社会的地位の向上を

鍼灸(しんきゅう)とあん摩マッサージ指圧は古来、身体に優しい東洋療法として親しまれ、西洋医学が導入された明治維新後も独自の治療法として発展。所定の学校や養成施設で東西の医学を学び、3年以上修業して卒業した鍼師・灸師・あん摩マッサージ師は、平成5年度から厚生労働大臣が認定する国家資格となりました。鍼灸マッサージ師の社会的地位の向上を目指すため、昭和22年に創設された「公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会」(全鍼師会)は、平成23年4月に公益社団法人へ移行。その政策課題に取り組む「全日本鍼灸マッサージ師連盟」(連盟)は、わが党の「鍼灸マッサージを考える国会議員の会」(会長・衛藤晟一参院議員)と連携し、医療保険制度の改善や女性活躍を支援するフェムテック戦略等を推進しています。

連載シリーズ「#ニッポンの仕事」全日本鍼灸マッサージ師連盟
連載シリーズ「#ニッポンの仕事」全日本鍼灸マッサージ師連盟

あん摩・指圧・マッサージは患者の身体の状態を診ながら、悪い部分を見つけて治療する点で同じだが、
あん摩は中国、マッサージはフランス、指圧は日本発祥の手技療法だ

東洋療法を行える唯一の国家資格

人体の表面の「経穴」(ツボ)に専用の鍼(はり)を刺し、首や肩、腰痛等の症状を改善する鍼治療と、艾(もぐさ)の温熱作用で神経痛やリウマチ等の痛みを緩和する灸およびあん摩は中国古来の療法で、マッサージはフランス、指圧は日本発祥の手技療法です。
日本では昭和45年4月に「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」(通称「あはき法」)が成立し、平成5年度から東洋療法を行える唯一の国家資格となりました。そして、「理学療法士」が誕生する以前は、多くの病院で「あはき師」(鍼灸マッサージ師)が医師の同意の下でリハビリテーションを担っていたため、現在では在宅医療の場で医師の同意の下、西洋医学に基づく医療マッサージを提供しています。令和5年現在、施術所(治療院)を経営する法人と個人を含めて約1万人が加盟する全鍼師会は、各都道府県師会の全国団体で、あはき師の社会的地位の向上と無免許者対策、医療保険の改善等を推進。東洋療法研修試験財団が実施する国家試験と免許証の交付、生涯研修事業の開催等に協力しています。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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