お知らせ「自由民主」先出し新しい資本主義カーボンニュートラル

連載シリーズ 新しい資本主義の「扉」第34回
航空機による大気観測

元祖GXとも言うべきプロジェクト

政府は、2050年カーボンニュートラルを目標に掲げ、再生可能エネルギーの導入、グリーン・トランスフォーメーション(GX)の実装等に取り組んでいます。GXの取り組み成果は、二酸化炭素(CO2)の削減状況を測定することでも把握できます。この、大気中のCO2濃度等を定期運航する民間航空機を使って継続的に測定するプロジェクトが「CONTRAILプロジェクト」です。

チャーター便から定期便へ

先の通常国会で成立したGX推進法では、世界初の国による「トランジション・ボンド」(脱炭素経済社会等に移行するためのプロジェクトを資金使途とする債券)発行を可能とする等、GXの実現に向けて意欲的な内容を盛り込んでいます。

わが党では、党GX実行本部(本部長・萩生田光一政務調査会長)を中心に、政府与党一体となって強力にGXを推し進めています。

連載シリーズ 新しい資本主義の「扉」第34回 航空機による大気観測

現在、党GX実行本部で強力にバックアップ(写真は、同本部であいさつを行う萩生田光一本部長)

このGXを巡る取り組み、実は20年近く前からGXの元祖ともいうべき取り組みがスタートしていたことはあまり知られていません。それが、CONTRAILプロジェクトです。

平成15年6月開催のエビアンG8サミットにおいて、地球温暖化による砂漠化の急速な進展や自然災害による被害等の危機を回避するためには、地球規模の諸現象について、正確かつ広範な規模で観測情報を取得し、流通させる必要性を各国首脳が共有。これを受け、第1回地球観測サミットが同年7月に開催される等、地球規模の観測の重要性が認識される中で、このプロジェクトは開始されました。

当時の大気観測は、チャーター機に機械を搭載してスポットで測定していました。

それに対し、日本航空の協力により定期に運航している旅客機に観測装置を搭載することで、継続して地表から上空のCO2や各種ガス等の状況を測定する体制を構築しました・・・

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