ミツバチ
銀座ミツバチプロジェクトの理事長をしている。18年前、「銀座でハチミツが採れたら面白いよね」との一言で、ビル屋上での養蜂がスタート。銀座周辺には、皇居、浜離宮、日比谷公園等の蜜源が多く、今では2トンのハチミツが採れるまでになった▼銀座のデパート、ブティック、レストラン、医療機関等の方がボランティアで参加し交流を深め、銀座の活性化にも貢献。ハチミツは銀座の食の匠がスイーツにして銀座土産にしたり、レストランで料理に使ったりしている。蜜源として、カボス、りんご、菜の花、さまざまな地域の花や野菜で屋上緑化を進めている。養蜂を通して各地域の魅力を発信し都市間をつなぎ、札幌・仙台・大阪・名古屋・岡山・大分、都市養蜂のネットワークが広がっている▼人間が食べる食物の７割をミツバチが受粉しており、ミツバチがいなくなったら人間は生きていくことが出来ない。しかし、今、「環境指標」と言われるミツバチが地球上から姿を消し始めている。養蜂を通じて、人と人がつながりミツバチが元気に活動できる環境の重要性を、これからも発信していく。
ご購読のお申し込みはこちら。
