政府は、デジタルトランスフォーメーション(DX)や、脱炭素等のグリーン・トランスフォーメーション(GX)を官民一体となって推進しています。そのため、企業に対してこれらの技能の習得を目的に従業員を教育する「リ・スキリング」を高率助成により積極的に支援しています。さらに、リ・スキリング等で労働者が自分のキャリア形成に有効活用できるのがジョブ・カードです。リ・スキリングやジョブ・カードを利用したキャリア形成を、わが党は後押ししていきます。
中小企業により手厚い助成
人材開発支援助成金(事業展開等リ・スキリング支援コース)では、新規事業の立ち上げ等の事業展開や、企業内のDX・GXの推進に伴い、労働者に対して必要となる知識や技能を習得させる訓練を行い、人材育成に取り組む企業に対して、その訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を助成します。
このコースは昨年12月に創設され、本年6月26日からは雇用関係助成金ポータルでの電子申請が可能となり、より申請が身近になりました。
このコースでは、1事業所あたり年最高1億円の助成が行われます。また、通常のコースの助成割合よりも高率で、さらに、大企業よりも中小企業に対してより手厚くなっています。労働者1人1訓練あたりの助成限度額も、大企業に比べて中小企業の限度額を高くする等、事業所数が全会社の9割を占める中小企業に、率先してDXやGXに対してリ・スキリングを行うことを期待した制度となっています・・・
