岸田内閣が掲げる「新しい資本主義」を支える基盤となるのは、老若男女、障害のある人もない人も、全ての人が生きがいを感じられる多様性のある社会です。障害者の雇用を確保しながら、農村地域における社会課題の解決に向けた取り組みとして「農福連携」が進められています。
農業・農村分野では農業労働力の確保や、荒廃農地の解消が課題となっています。障害者福祉の分野では就労先の確保や工賃(賃金)の引き上げが課題となっています。そこで、障害者等が農業分野での活躍を通じて、自信や生きがいを創出し、社会参画を促す取り組みが「農福連携」です。
岸田総理が農福連携の「草分け」を視察

岸田文雄総理は7月21日に栃木県足利市のこころみ学園とワイナリーを視察しました。65年前にこころみ学園の障害児による開墾からはじまったワイナリーは、わが国の「農福連携」の草分け的な存在で、岸田総理は視察を通じて「より良い働き方が選択できるように、福祉と雇用の連携強化に向けて、そして、生活を末永く支える体制作りに向けて努力をしていきたい」と述べました。