花粉症は長年多くの国民を悩ませ続けている社会問題です。岸田政権では花粉症対策に関する関係閣僚会議を設け、「発症等対策」「発生源対策」「飛散対策」の3本柱で花粉症対策を進めています。このうち、飛散量の少ない今こそ、治療を進めることができるのが「発症等対策」です。
花粉の飛散時期は、樹木や草花の種類によって異なりますが、夏から秋頃にかけてはスギ花粉の飛散量が少ない時期です。個々人でできるスギ花粉症への対処法として、アレルギー物質（アレルゲン）を徐々に体内に入れることで、アレルギー反応を弱めていくアレルゲン免疫療法（舌下免疫療法、皮下免疫療法）があります。特に対症療法では効果が不十分な人に推奨され、スギ花粉が飛散していない時期から治療を開始する必要があります。
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