党青年局(局長・鈴木憲和衆院議員)は、全国の青年組織の連携強化を図ること等を目的に毎年、有志メンバーによる研修会を実施しています。本年は「北方領土問題」をテーマとし、7月19日から21日に開催。全国の都道府県支部連合会の青年局役員約70人が参加しました。北海道根室市等において元島民による講話や関係市町の地域住民との意見交換、洋上からの国後島視察等を通じて北方領土返還への決意を全国の青年局メンバーが共有しました。

北方領土返還祈念シンボル「四島のかけ橋」の前で記念撮影する参加者(北方館)

納沙布岬から見える水晶島(歯舞群島)。視察中、ロシア船とみられるものが通過した

地元関係者との意見交換会で本研修の意義を述べる鈴木憲和党青年局長
「自由に行き来できる北方四島を」
研修会では、北方領土返還要求運動の発祥の地である根室半島・納沙布岬にある「北方館」を視察。館長の岩山幸三氏から、北方領土問題の状況や歴史的経緯について説明を受けました。
現在、存命の元島民は約5千人で平均年齢は87.5歳と高齢化が進みます。岩山氏は「故郷を追われてから返還運動を続けてきた元島民が、故郷の土を踏むということがどれほど大事なことか」と、元島民の無念さを強調。「4つの島を返していただいて、平和な暮らしができることが私たちの願いだ」と訴えました。
また現在、北方四島には約1万8800人のロシア人が在住しているが、「私たちが自由に行き来できる北方四島であってほしい」と要望しました。