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新しい資本主義の「扉」第29回
「ChatGPT」で効率的な行政運営
横須賀市が本格実装へ

新しい資本主義の「扉」第29回 「ChatGPT」で効率的な行政運営 横須賀市が本格実装へ

昨年11月に米国のOpenAI社が「ChatGPT」の提供を開始。人工知能(AI)によるチャットサービスがスマートフォン等を通じて誰でも使用できるようになりました。AIの進化により、生産性が急速に向上し、働き方が変化する等、高度なAIの恩恵を誰でも受けられる「AI新時代」が到来しています。神奈川県横須賀市では本年4月、自治体で初となる「ChatGPT」の試験導入を開始し、さまざまな業務の効率化を図っています。

約8割が「効率向上」実感

「ChatGPT」は大規模言語モデル(LLM)によって構築されています。LLMは機械学習モデルの一つで、ウェブ上の文章やニュース記事、書籍等の大量のテキストデータを事前に学習しています。「ChatGPT」は、事前に学習した情報を基に、利用者からの質問文等に対する回答を推測し、確率の高いものを返答しています。
そのため、「ChatGPT」はネット上に多くある情報の分野を得意としていますが、計算等の厳密性が必要な回答や、ネット上の情報量が少ない分野では正確性に欠ける傾向があります。
このような特性を踏まえ、「ChatGPT」等の生成AIの活用場面は、文章の添削や要約をはじめ、アイデアの提案、論文の執筆、プログラミング等、次々と発見されつつあり、新たな経済成長の起爆剤として期待されています。
神奈川県にある横須賀市役所では本年4月より、自治体初となる「ChatGPT」の自治体業務における試験導入が開始されました。
機密情報や個人情報は入力しない等のセキュリティ対策を講じた上で、市職員約3800人を対象に導入。文章案の作成・要約・校正やアイデアの創出、表計算業務の効率化等に活用されています。
利用者を対象に行ったアンケートでは、回答者の約8割が「仕事効率の向上につながる」「利用を継続したい」と回答。業務短縮の効果が認められました。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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