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お知らせ「自由民主」先出し

自由民主1面コラム「幸響」
井原 巧 広報本部新聞出版局次長

自由民主1面コラム「幸響」井原 巧 広報本部新聞出版局次長

子供の元気が未来を拓く

「ふるさとは遠きにありて思ふもの」と言われる。先日、地元の小学校の運動会に行った。最近は児童数も減り町民運動会と合同で行っているのが多いそうだ。私の母校は当時1200人の大規模校であったが、現在は230人の小さな小学校となっている▼かつて地方都市の中心部は、駅前からアーケード商店街につながり多くの人が往来し、狭い道沿いには住家が立ち並ぶという街の風景だった。徒歩から車への社会の変化、それに伴う大規模店等の郊外立地等で商店街は空き店舗だらけに。また狭い道沿いでは増改築もままならず子供達は郊外へと移り住み、空き家が増え続けている。都会との格差はさらに広がっていると実感する▼人口減少は見えざる有事といわれるが、われわれはモノの豊かさを求める中で、これ等の社会の歪(いびつ)を見て見ぬふりをしていたのではなかろうか?地方ではとっくに見えていたはずなのに▼岸田文雄総理は、少子化対策のラストチャンスと不退転の決意でこども未来戦略方針を発表した。地方に子供達の元気な声が戻ってこそ真の成果といえると思う。故郷に思いを寄せて、これら政策が地方にしっかり波及するように頑張っていきたい。

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