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お知らせ外交論文コンテスト募集・キャンペーン

第20回 国際政治・外交論文コンテスト 結果発表

第20回 国際政治・外交論文コンテスト

国際局では、第20回「国際政治・外交論文コンテスト」を開催し、「激動する世界の中で、日本が進むべき道」をテーマに募集を行ったところ、海外を含め多数の応募をいただきました。厳正なる審査の結果、「総裁賞」、「幹事長賞」、「国際局長賞」を決定いたしました。なお今回は、課題への指摘や観点が特に評価された論文について、「特別賞」を贈ることとなりました。
ご応募くださいました皆さまには、心より感謝申し上げます。
今後とも、わが党の活動にご理解・ご支援のほど、お願い申し上げます。

受賞作品

◆総裁賞

激動する世界の中で、日本が進むべき道
~「地球貢献国家」に向けた日本の戦略~
澤田 公徳 さん
(埼玉県)団体職員 61歳

(選評)
グローバルな問題解決のために、「地球貢献国家」に向けた日本の取り組みを手堅くまとめている。
開発途上国をつなぎとめるためにグローバルな課題への取り組みは重要。
ウクライナ後に明らかになった、いわゆるグローバルサウスへの関心の高まりと日本の生き方を丁寧に接合している。

◆幹事長賞

防衛力の外交的役割
~「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現と発展に向けて~
益子 侑也 さん
(茨城県)議員秘書 23歳

(選評)
現状をもとに、地に足がついた具体的な安全保障上の提案となっている。
防衛外交をテーマとして一貫させ、同志国・友好国との関係強化、台湾、ハードパワーの役割に焦点を当てた提言を行うなど、説得力がある。
中露に対して、FOIPを「自由と繁栄の弧」に発展させる方向は望ましく、こういった形で後発開発途上国の「取り込み戦略」を洗練させていく重要性を感じた。

◆国際局長賞

激動する世界の中で、日本が進むべき道
尾碕 航太 さん
(北海道)大学生 21歳

(選評)
中国の海洋進出への対抗、FOIP拡充、インド・ASEANとの協力など、日本が取り組むべき課題を手堅くまとめている。
FOIPに基づくインド太平洋地域の集団安全保障機能の強化の一環としてのインドへの武器国産化の支援など、現実的な政策が列挙されている点が評価できる。

◆特別賞

激動する世界の中で、日本が進むべき道
-新領域でのインテリジェンス強化を目指して-
長迫 智子 さん
(東京都)団体職員/研究員 38歳

(選評)
わが国がハイブリッド戦にしっかりと対応することが求められている中で、ハイブリッド戦への対応を具体的に論じているところが構成としても評価。
サイバー空間上の新安全保障領域における改善策について、焦点を絞り具体的に論じているのが良い。
サイバー領域の能力向上、能動的サイバー防御、ハイブリッド戦への 対応など一貫したテーマで提言がなされていることは好感。