お知らせ「自由民主」先出し北朝鮮安全保障

弾道ミサイル飛来、明暗を分ける避難行動
10分以内に状況に応じた避難を

弾道ミサイル飛来、明暗を分ける避難行動 10分以内に状況に応じた避難を

4月13日、北朝鮮から発射された弾道ミサイルが北海道周辺へ落下することが予測されたため、政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)を発出しました。わが国の領域内へ着弾する可能性があったことは戦後初のことでした。万が一、弾道ミサイルがわが国の領域内に着弾するとなった時、明暗を分けるのは避難行動です。国民がとるべき行動や避難施設等について、内閣官房では「国民保護ポータルサイト」を通じて、情報を発信しています。

国民保護ポータルサイトはこちら

爆風や破片等から身を守る

Jアラートが発出されるのは、他国から弾道ミサイルが発射され、わが国の領域内に落下、または、わが国の領土・領海の上空を通過する可能性があると判明した場合です。政府は直ちにJアラートを通じて、弾道ミサイルに注意が必要な地域の住民に対し、屋外スピーカーやスマートフォン等から緊急情報を発信します。
昨年1年間で北朝鮮から発射された弾道ミサイル等は70発以上に上るとみられます。
北朝鮮からわが国にミサイルが飛来する場合には、早ければ10分もしないうちに着弾する可能性もあると予想されています。Jアラートによる情報伝達からミサイルが飛来するまで、避難行動をとる時間は限られているため、落ち着いて速やかに避難行動をとる必要があります。
万が一、弾道ミサイルが着弾した場合には、弾頭の種類にかかわらず、爆風や建物等が破壊されたことに伴う破片等が発生します。こうしたものから身体を守るため、政府は状況に応じた避難行動をとることを求めています。
具体的には、屋外にいる場合は近くの建物、または地下に避難。周りに丈夫な建物や地下がないときは、近くに公園があれば、遊具やベンチ等に身を寄せたり、物陰に隠れたりして頭を守る体勢をとってください。もし、周りに何もなければ、その場で伏せて頭部を守ってください。
屋内にいる場合には、窓から離れ、できれば窓のない部屋に移動。トイレやお風呂のような、非常に狭い部屋に避難することが推奨されています。特に、お風呂のバスタブに入ると、ある程度、衝撃から体を守ることができます。

避難施設の確認、避難訓練に参加する

また、ミサイルから避難する場所として、都道府県や政令指定都市が緊急一時避難施設を指定しています。近くにそのような施設があれば、避難することもできます。
緊急一時避難施設等の避難場所の情報については、「国民保護ポータルサイト」で確認できます。日ごろから、万が一の時に、どこに避難場所があるかを把握することが大切です。
実際に住民が参加できる、弾道ミサイルを想定した避難訓練も実施されています。昨年度は、北海道から沖縄県まで、全国12カ所で実施されました。本年度は全国36カ所に拡大し実施される予定です。このような避難訓練に参加することも非常に重要です。

Jアラート、避難解除等追加

政府はJアラートの伝達メッセージについて、追加・変更を行いました。
4月13日、北朝鮮から発射された弾道ミサイルがわが国の領域内に落下する可能性があり、政府はJアラートを発出。その後、領域内に落下する可能性はなくなったものの、正確かつ詳細に情報を伝達する必要があるため、Jアラートの送信は行わず、緊急情報ネットワークシステム(エムネット)でわが国の領域内に落下する可能性がないことの発表を行いました。
これに対し、わが党はJアラートにおいても、避難を解除する旨の情報を発出できるようにすることを求め、実現させました。
今後は、弾道ミサイルがわが国の領域内に落下する可能性や、上空を通過する可能性がなくなった段階で、避難を解除する旨の情報も伝達されます。他にも、飛来してきたミサイルを迎撃したことを知らせる内容も追加されています。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
ご購読のお申し込みはこちら。