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認証マークは安全のしるし
国産ジビエ認証制度の普及拡大を

認証マークは安全のしるし 国産ジビエ認証制度の普及拡大を

農作物を食い荒らすシカやイノシシといった有害鳥獣。捕獲したシカやイノシシを食肉として利活用する「ジビエ」の利用拡大に当たっては、消費者から信頼される食品であるために、流通するジビエの安全性の向上及び透明性の確保を図ることが必要です。政府与党では「国産ジビエ認証制度」の普及拡大に向けた取り組みを進めています。

より高い衛生面の取り組みを認証

これまで駆除された有害鳥獣は大半が廃棄されていましたが、近年、ジビエとして活用する取り組みが着実に広がっています。全国でジビエ処理加工施設は734まで拡大。全ての施設は食品衛生法に基づく食肉処理業の営業許可を取得しており、令和3年度に処理されたジビエ利用量は2127トン。平成28年度と比べて1.7倍に増加しました。政府では令和7年度までに利用量を4000トンにまで拡大することを目指しています。
適切に処理されたジビエは風味に優れ、美容と健康にもいいとされています。農村地域の所得向上にも資するジビエ利活用の拡大ですが、飼養されている家畜と異なり、自然の中で成長したシカやイノシシを活用するジビエの安全性を確保することが、消費拡大に向けて重要です。
農林水産省では平成30年に「国産ジビエ認証制度」を制定しました。本制度では認証機関(日本ジビエ振興協会)が認証基準に基づき厳格に審査します。
認証基準の主なポイントは(1)厚生労働省の「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」を順守して適切に処理している(2)捕獲から出荷されるまでの工程についてトレーサビリティが確保でき、表示ラベルで確認できる(3)カットチャートによって明確に定義された部位ごとに処理することができる―の3点となっています。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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