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連載シリーズ「#ニッポンの仕事」
全国土地改良事業団体連合会

日本の農業と水・土・里を守る土地改良事業

連載シリーズ「#ニッポンの仕事」全国土地改良事業団体連合会

ほ場整備状況 塩地区(富山県富山市)

近年、さまざまな場面で浮上する高齢化や担い手不足は、農業にとって最も深刻な問題です。食料安全保障の実現に向け、農産物の一層の国産化を進めるためにも、農地や農業水利施設の整備と管理は重要な取り組みです。全国土地改良事業団体連合会(愛称:全国水土里ネット)は、この日本農業の土台を支える取り組みがしっかり行われるよう、全国の会員に対する技術的な支援や情報の提供、調査研究に取り組んでいます。

農地の整備や水路、ため池等の農業水利施設の整備と管理

高品質の農作物を安定的に生産するためには、水田や畑の区画を整え、水路やため池や農道を整備し、整備した農地や施設を適切に維持管理することが重要です。そのような事業が土地改良事業です。また、土地改良事業を行う農家から構成される組合員組織を土地改良区(愛称:水土里ネット)といいます。全国土地改良事業団体連合会(全土連)は昭和2年に設立された帝国耕地協会を前身としています。現在は、47の都道府県土地改良事業団体連合会と25の大規模な土地改良区を会員に構成しています。 主な業務は、(1)会員の行う土地改良事業に関する指導(2)土地改良事業に関する教育および情報の提供(3)土地改良事業に関する調査および研究(4)国または都道府県の行う土地改良事業に対する協力等があります。例えば、土地改良事業の1つであるほ場整備事業には、分散した農地をまとめて集約する換地という手続きが伴います。換地は、農作業の効率化のために非常に重要な手続きである一方、土地を動かすことで所有者同士のトラブルが生じることも珍しくありません。このような換地の紛争に対応するための研修・指導も行っています。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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