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思わず食べたい 私の推しメシ≪都道府県特別編≫
望月 香世子 静岡県議会議員
静岡市清水の「太田ポンカン」

思わず食べたい 私の推しメシ≪都道府県特別編≫ 望月 香世子 静岡県議会議員 静岡市清水の「太田ポンカン」
思わず食べたい 私の推しメシ≪都道府県特別編≫ 望月 香世子 静岡県議会議員 静岡市清水の「太田ポンカン」

日本三大美港のひとつ清水港(=静岡市)。入港時に船上から見える景色は、雄大な富士山と日本平の山々。その中腹で燦々(さんさん)と太陽の光と海風に育まれ味わうことができるかんきつが、清水の名産みかんです。
早生、青島、はるみと種類豊富なみかんの中でも、1月に食べごろを迎えるポンカンをご存じでしょうか。その国内品種の多くは太田ポンカンという、静岡県清水市(当時)庵原(いはら)町で昭和22年に発見されたものです。
日本有数のみかん産地であった庵原地域ですが、昭和47年、生産過剰によるみかんの価格大暴落、他作物への転換や若者の農業離れを余儀なくされ、急傾斜地のみかん園は、耕作放棄地が増えていきました。私の父、望月義夫元衆院議員の同級生で、みかん生産者の西ヶ谷量太郎さんは畑地帯総合整備事業に再起をかけ、当時父に「山を平らにするので応援お願いします。今この事業に取り組まなかったら清水からみかんが無くなりますよ!」と思いを伝えたそうで、父は「みんなと心中するつもりで応援する」と言ったそうです。
父が他界して3年。今でも地元に帰った夜に、ご褒美のようにテレビを見ながらポンカンをおいしそうに食べる父を思い出します。発見から長く、多くの方により守られてきた太田ポンカンのマイルドな甘み、爽やかな味わいが皆さまにお楽しみいただけますように。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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