自由民主1面コラム「幸響」
上野　通子　広報本部新聞出版局長

幸響の波動を広げる

新聞出版局から国民の幸福度向上への意識啓発の為に「幸感力」等の造語を考えコラムのタイトルとしたのは5年前。この度、3度目の新聞出版局長となった。この5年間、果たして国民の幸福度は向上したのだろうか▼社会は大きく揺らいでいる。例えば、GDP等の指標では国民の幸福度を決定する全てを捉えるには不十分であることは、ますます明らかとなり、生活の質の向上により国の発展具合を測る新たな指標の必要性を誰もが実感している▼これがウェルビーイング（より良く生きる）指標だ。コロナ禍での内閣府の国民満足度調査では、人が満足する重要な要因の一つが「人とのつながりと共感」という結果を出した。まさに、一人の幸せから皆の幸せへと幸せの共鳴こそ、これからの政治の使命なのだろう▼であれば、新聞出版局として、政治は〝国家国民を幸せにする為にある〟との原点に戻り、真の幸せとは何かを改めて追求したい。そして、コラムのタイトルも「幸響」として、幸せの波動を広げていきたい。

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