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7月23日に新規感染者数が史上初めて20万人を超えるなど、感染拡大局面に入った新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。この「第7波」を早期収束させるために重要なポイントの1つが、より多くの方がワクチン接種を完了することです。60歳以上の方・基礎疾患がある方の4回目接種も重要ですが、特に20代・30代といった若い世代の3回目接種率を高めることが課題です。厚生労働省アドバイザリーボードの議論でも、若い世代が各地の新規感染者の中心となっていることが報告されています。夏休み等で帰省や旅行・レジャーの機会も増えるこの時期。3回目接種はオミクロン株への高い重症化予防効果に加え、一定の感染・発症予防効果も得られます。まだお済みでない方は、ぜひ接種をご検討ください。

●3回目接種率が低い若年層 各地で感染の中心年代に

わが国の3回目接種率は62.4%(7月22日官邸公表時点)となっており、先進7カ国(G7)の中でもイタリア、ドイツに次いで高い水準にあります。ただし、年代別の差が大きく、60歳以上では軒並み80%や90%を超える一方、30歳代では50.7%、20歳代では46.9%(同19日公表時点)にとどまっています。
接種率の低い若い世代が各地で感染の中心となっていますが、接種率の低い地域で感染拡大しやすい傾向があるようです。各都道府県の3回目接種率と10万人当たりの新規感染者数をまとめた【グラフ】では、接種率の高い秋田や山形等は人口当たりの新規感染者数が比較的少なく、反対に接種率が低い沖縄や大阪等で多くなっています。
ワクチンの感染予防効果は決して劇的なものではなく、接種率さえ高まれば必ず新規感染者数が減るというものではありませんが、接種率を高めることやその他の感染予防対策と併せて感染拡大のピークを遅くすることができるとともに、ワクチンの重症化予防効果により、感染したとしても重症化しないことで被害を小さくできると考えられます。

若年層の3回目接種率向上を

●高リスクの親族や友人と会う前の接種も一案

新型コロナワクチンの有効性は時間経過に伴って低下し......

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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