ニュースのカテゴリを選択する

お知らせ「自由民主」先出し地方創生

連載シリーズ「がんばる日本」
兵庫県丹波篠山市

連載シリーズ「がんばる日本」
兵庫県丹波篠山市

黒岡川の谷筋に古民家が点在する集落丸山の全景。住民がNPO法人の一員として「農泊」(民宿)の運営に参加している

古民家を活用する「農泊」でよみがえった限界集落・丸山

兵庫県の東端、深い山々に囲まれた丹波篠山市は古くから城下町として栄えましたが、御嶽山麓の集落丸山では高齢化と過疎化が進行。平成21年に世帯数5戸、人口わずか19人という限界集落となりました。そこで、住民と町おこしの社団法人が共同で有限責任事業組合(LLP)を結成し、同年10月に古民家を改修して活用する「農泊」事業を開始。住民自身が接客や食事の世話をするスタイルが人気を呼び、全国の限界集落再生のモデルケースとして注目されています。その現状と今後について話を聞きました。

ウグイスの鳴き声とカエルの大合唱、ホタルの群舞
旬の料理の評判が広がりリピーターが増加

新大阪駅からJR福知山線の特急で約1時間、篠山口駅で下車してタクシーで北東へ20分ほど行くと、御嶽山麓の川筋に数軒の古民家が点在し、稲や黒豆の農地が美しい集落丸山に到着します。フロントの佐古田ちどりさんによれば、築150年の古民家を改修した2棟の宿は「一組貸し切り制」(定員6人、小学生未満無料)で、4人家族なら一人1万5000円、計6万円で1泊できます(朝食付)。裏山の杉林からウグイスの鳴き声が聞こえ、夜はトノサマガエルの大合唱、6月にはホタルの群舞も見られるこの集落は、急速な都市化で失われた日本の農村の原風景が残る土地として知られています。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
ご購読のお申し込みはこちら。