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自由民主1面コラム「凛として」
鈴木 隼人 新聞出版局次長

自由民主1面コラム「凛として」 鈴木 隼人 新聞出版局次長

認知症対策の先進国へ

皆さんは「親の財布が小銭で太り始めたら認知症を疑え」という言葉を聞いたことがあるだろうか。実はこの「財布が太る」という現象、認知症当事者の方々に聞くとれっきとした理由があることがわかる。
「レジなどで支払いに時間がかかると列がつかえてしまうので、とりあえず大きいお札で払っている」ということなのだ。そこで、そういった声を受けて、ゆっくり支払いをしたい人のためのレジ「スローレーン」をつくった英国のスーパーマーケットがある。そうしたら、認知症の方や障害をもった方がこの「スローレーン」を利用し始め、なんとスーパーの売上が1.4倍になったとのこと。
わが国も諸外国の良い取り組みを積極的に吸収し、かつてオレンジリング運動を始めた頃のように、もう一度認知症対策の先進国を目指したい。認知症の人たちが笑顔で過ごせ、家族も安心できる、そんな社会をつくっていく。
認知症当事者の方々の切実な声が社会に届くようになり、課題感が広く国民に共有されつつある今こそ、その時だ。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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