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記者会見復興東日本大震災災害

役員会後 二階幹事長記者会見

二階幹事長

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【冒頭発言】(金田幹事長代理)

今日の役員会の概要を報告いたします。
まず安倍総裁からは、本日は東日本大震災から8年目を迎えた。震災復興は政権奪還の原点で安倍内閣として復興加速化に取り組んできた。先日も視察に出かけましたが、住まい、道路、鉄道などインフラの整備は進んで来ている。そして被災地のニーズは多様化しており、心のケアなど中長期的な取り組みが必要で、今後も政治の責任で進めて行きたい。国会では幼児教育無償化など重要法案の審議が始まります。引き続き党役員各位のご協力をお願いする。そして、統一地方選まであと1か月。政治の安定が必要である。党一丸となって勝利したい。以上が安倍総裁からのご発言でございます。
森山国対委員長からは、次回の本会議は12日、警察法、防衛調達法の採決と「子ども・子育て支援法」の趣旨説明質疑を行う。次々回は14日に上がり案件の処理と「大学等就学支援法」の趣旨説明質疑で立てる予定であるということです。
甘利選対委員長からは、参議院広島選挙区で2人目の候補者擁立方針を決め、今週早々にも候補者選定に入るという発言がありました。大阪府知事、市長選については府連と連携を図り、早急に候補者を決めたいとの発言がございました。
岸田政調会長からは、今週から、参議院公約の策定作業に入るという報告がございました。

以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

本日は東日本大震災から8年が経過します。ご承知のとおりでありますが、改めて犠牲になられた方々に対して、皆さんと共に追悼の誠を捧げたいと思います。自民党はこの未曽有の災害を決して風化させることなく、これを改めて教訓として、今後の防災・減災・国土強靭化の対策に万全に取り組んでいかなくてはなりません。野党と与党の違いは、こうした問題に対して責任を持って対処し、責任を持ってこの問題の解決というか処理をしていくことに全力を尽くすということが大事であって、これは与党としての責任でもあります。われわれは政府に対して叱咤激励をしながら、一緒になってこれに取り組んでいきたいと思っております。
今年の党大会で決定した運動方針の一部を抜粋し、ポスターにして、統一地方選と衆議院の2補選、参議院選の候補者並びに党所属国会議員全員に配布する。2000枚を予定していましたが、もっとくれということだったので3000枚を配布します。どれほど徹底しているかということも、党本部でそれこそ点検をして、一つの無駄も無いようにして、一枚のポスターがどれだけ多くの皆様に伝達して行くことが出来るか、そういうことも見極めていきたいと思っております。われわれは先に申し上げましたとおり、謙虚にそして政策を伝えていく、そういう政党でありたいと思っておりますので、これをしっかり実際に実現出来るようにやっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

以上です。

質疑応答

Question
時事通信の水谷です。総理と甘利先生から言及がありました、統一地方選挙の中で大阪府知事選について、元大阪府副知事の小西禎一さんが出馬表明をされました。能力や役人としての手腕に定評がある方ですが、知名度としては不安を指摘されます。幹事長はこの候補者を擁してどのように戦っていきますか。
Answer
知名度はマスコミの皆さんのおかげをもって、3日あれば全大阪府間にこの名前は行き渡ります。ですから、知名度の心配はしておりません。よく選挙の時に知名度知名度と言われますが、本当に4、5日したら誰も町の人も何も知らない者はいなくなるでしょう。それは心配していないんですが、それだけではなくて、本人が直に姿を見せて、多くの皆さんに接触して行くということが大事ですし。大阪府連に所属する国会議員や府議会議員の人たちが、大阪の選挙というとここで何も改めて私は言いませんが、私も関西で隣の和歌山の人間ですから、大阪が褒められたら嬉しいし、大阪が揶揄されたら面白くない、そういう立場の人間からして、大阪よ、こういうチャンスに奮起せよという気持ちは大いにあります。ありますが、あんまり言えないからね。大阪自身が奮起することを期待する、こういうことです。
Question
時事通信の水谷です。大阪が大いに奮起することを前提に、党本部としてもこれを全面的にバックアップするお考えですか。
Answer
大阪が奮起して、その気になってやる気を見せれば、それの何倍か党本部はやりますよ。しかし、大阪がしっかりやるかどうかは大阪が決めることですよ。私は少なくとも和歌山の知事選挙で、他県の人に挨拶をしてエチケットとしてお願いすることはあっても、心の底から頼るということはありません。ありませんが、大阪はそうしなければ勝てないでしょう、皆のお力を借りなければ。そういう意味で大阪はしっかり頑張っていただきたい。そして勝ち癖をつけるんですよ。勝つ選挙というのはどういうものかということを、勝つということは死に物狂いでやらなければ勝てないんだ。しかし勝ったら勝ったで自分たちの政策をやはり徹底していく、あるいは中央に反映させる、いろんな意味でやりがいがある。まずその人たちが選挙区の人に褒められるじゃないですが、それはやらなければ逆になるじゃないですか。それを慣れっこになって当たり前のように思っていたら大間違い。こういう時にやはり大阪政治の奮起を期待したいと思います。
Question
時事通信の水谷です。大阪にて、維新は根強い強さを持っています。維新以外で、公明党や各野党も含めて対維新ということで協力することが必要だと思いますが、この枠組みの作り方についてどのようにお考えですか。
Answer
枠組みとかテクニックは色々あるでしょうけれども、それはそれとして、まず自民党自らが本気になって死に物狂いになってやることですよ。その後ろ姿を見て、自民党があそこまでやっているんだから俺たちも協力しようという党が出て来ることは間違いありません。
Question
NHKの関口です。今回の大阪の選挙ですが、松井知事が市長選挙に、吉村市長が知事選挙にクロスして立候補する手法をとっています。このやり方についてどうお考えでしょうか。
Answer
あの人たちは党に相談したわけでもなかろうし、自分たちの思い付きで、こうしてやるか面白いよということで、面白いと言ったかどうかは知りませんよ。知らないが、そういうことで出て来られたのでしょうから。それは大阪の人達がご判断されることで、こちらからコメントすることではありません。
Question
日本経済新聞の竹内です。東日本大震災から8年を迎えました。政府が閣議決定した復興基本方針には、復興庁の後継組織を設けることが明記されました。かつて幹事長は後継組織に関して、復興に加えて防災などの機能も統合した新組織を提言されました。政府が今後具体化する後継組織の在り方について、防災などの機能が必要だとお考えでしょうか。
Answer
災害は、そういうことが起きて後追いで色んなことを考えるんですよ。それは無理もない。それはしかし役人のする仕事でしょう、後追いで処理をするというのは。政治家はもっと先見性を持って、来る前から来た時にどうするかという心構えと対応が出来なければ駄目ですよね。それは何回か痛い目にあって皆が考えるんだけども、事実大変な痛い目にあったじゃないですか。ここで考えなければ、どうかしていますよね。党声明を出しておりますので、この中に、復興庁が設置期限を迎えます。関係自治体はもとより、被災された方々が安心して地域と生活の将来像を描けるよう、後継組織についても具体像の検討を急ぎ、実現していきたい、これはちょうどこの際に申し上げておいたら繋がるんじゃないかと思います。しっかりやります。
Question
読売新聞の小野です。東日本大震災について、本日被災地を訪問した立憲の枝野代表は、原発ゼロを実現するということを強調されました。自民党としては原発政策についてどう進めていくお考えですか。
Answer
そのゼロを実現するということを急に言って、明日からゼロになるわけではない。かというともっと慎重にならなければいけませんしね。それから、各党がそれぞれ意見を持つことは大いに結構でありますが、その意見をやはり皆お互いに共有出来るところは無いかという努力もしてみる必要がある。ただ行って現場でゼロにすると言ってみたところで、その効果はこれからですからね。ですから、もっと各党が協力し合って行くのが大事だというふうに思っております。
Question
フジテレビの門脇です。来夏の東京都知事選について、先週幹事長は前都連幹事長の内田さんや都連幹事長の高島さんと会食されたと思いますが、現時点で改めて、都知事選挙にはどのような候補者を立てるべきか。また都連にはどのような候補者を出してきてほしいかというお考えはありますか。
Answer
大東京都ですからね。日本国ほど大きいんですよ、考えてみればね。そういうことですから、東京都の人達がその気になって、どうするかということを考えて奮起をしなければ駄目ですよ。われわれ地方の者が東京都に立派な知事さんを選んでくださいと言ったところで情けないことですよ。われわれの県の知事を決めるのに、いつ東京都に頼みに来たことがあるか。そんなものじゃないでしょう。都民の代表、都民の最大の力を持つ、その地位を決める選挙というのは、東京都民が決めることですよ。本当にいつまでもいつまでもゆったりしておったんじゃ上手くないんじゃないかと。これはわれわれ東京都以外の者でもそう思うんですよ。東京都民の皆さんの中にもそう考えておられる人がいっぱいいますよ。
Question
フジテレビの門脇です。先週、幹事長は小池都知事という名前も出していましたけど、現時点では小池都知事も含めて都連に検討していただきたいお考えでしょうか。
Answer
あらゆる選択肢があると思います。それを大いにおやりになったらいい。おやりになったらいいというより、おやりになる必要があるんじゃないですか。
Question
読売新聞の小野です。参議院の予算委員会での審議について、横畠内閣法制局長官が野党の質問を揶揄したり閣僚の席で談笑していたことに野党は反発しています。改めて政府側にはどのような答弁姿勢を求めますか。
Answer
それはやはり現場の人達がその状況を知っておられるわけですから。その状況が肯定出来るものであるのかそうでないのか、それ本人たちが知っているでしょうから。われわれの方からいろいろと注意を申し上げたり何かこちらから意見を述べるというようなことは致しません。本人達の自覚の問題だよ。
Question
共同通信の佐伯です。今週13日に、幹事長は谷垣前幹事長とお会いになるという報道がありました。この会談でどのようなことをお話になられますか。また参院選への出馬を期待する声は党内にもありますが、この件についてもお話になるお考えでしょうか。
Answer
あらゆる問題を、現に今の今まで党の代表者であったわけですから。われわれはそれを受けて留守を守っておるわけですから。それらのことについてのご報告をしたり、ご意見があれば承ってきたい、そういうことです。何を話してこなければいけないとか、そんなことではありません。私はあくまでも承る方でございます。
Question
時事通信の水谷です。大阪は市長選挙もあります。これは松井前知事と対峙することになりますが、この候補者選定についてお考えはありますか。
Answer
私が大阪の選挙にどうこう言うべき問題ではなくて、大阪の選挙は大阪が決めることですよ。しっかりやってもらいたい、奮起をしてもらいたいということを、ここから聞こえるかどうかは分かりませんが、マスコミの皆さんのルートを通じて、大阪の皆さんに奮起をお願いしたいと思います。
Question
共同通信の佐伯です。国会への女性の進出の件について、列国議会同盟が先日公表した報告書で、2018年の国会への女性進出について、日本は前年より7位下げて、165位でした。原因はどこにあるとお考えでしょうか。また女性議員を増やすためにどのような取り組みが必要とお考えでしょうか。
Answer
私は男性だ女性だということを決めつけて、増やすの増やさないのというのは僭越だと思います。女性の皆さんが国会に関与をされるようになってからもう久しいわけですよ。女性の皆さんは、この今の数の状況で女性皆が満足しているかというと、おそらく満足していないと思うんですよ。ですからもっと増やさなければならないと皆が考えておられる。そしたらその女性の皆さんがやはり奮い立たなきゃ。だってまず立候補するのは、女性が立候補をしなければ、男性じゃあ駄目なんだから。この際の候補者は男性じゃあ駄目、そうならば女性が奮起しなければならんでしょう。それは女性の皆さんがお決めになることです。見守るだけではなくて支援したいと思うんですがね、遮二無二女性だったらいいんだというような選挙のやり方は、女性に対して失礼だと思う。女性方がやはりお決めになること、それが大事。それを支援する、後押しさせていただく。いつも思うんだけれども、そう言うマスコミの皆さんの中も女性が少ないじゃないですか。自分らの女性記者をここにもっと大勢連れて来なさいよ。皆さんはいいんだよ。その後続く人をここに何人か連れてきて、そして女性の雇用をどんどん言っていただくようにしたらどうですか。本社に言って来て下さい。お願いします。