記者会見国会皇室社会保障経済選挙

小林 鷹之 政務調査会長 記者会見

2026年7月16日(木)
於:党本部平河クラブ会見場

会見を行う小林政調会長

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【冒頭発言】

私からはいくつか報告事項がございます。まず、政調審議会の案件でございますが、11日(火)、2件ございました。

・浄化槽法の一部を改正する法律案【議員立法】
・行政改革推進本部デジタルに関するPT提言(案)

この2件を審議、両方了承ということとなりました。浄化槽法の改正案につきましては、同日の総務会でも了承されました。明日17日(金)に政審を開催予定でございます。想定している案件は、骨太の方針、成長戦略など、こうした政府の文書につきまして審議をする予定となっております。
続きまして、皇位継承、皇室典範の改正に関する話でございます。皇室典範改正法案につきましては、先週金曜日に衆議院で可決されました。そして、昨日参議院の特別委員会でも審議が行われ、本日夕方の特別委員会の採決される予定と認識しています。国家の根幹に関わる重要な法案であって、この国会での確実な成立を目指し、最後まで万全を期してまいります。
国会関係でございますが、昨日、今国会2回目となる党首討論が行われて、高市総理総裁が野党党首と経済政策、消費税などにつきまして、論戦を交わしました。私自身その場にいて受けた個人的な感想といたしましては、高市総理の主張は強い経済を作ってわが国をしっかり前に進めていくという明確なビジョンに基づくものであって、私自身は大変心強く感じたところであります。
また、法案審議についてですが、いわゆる副首都法案についてですが、火曜日にチームみらいとの修正合意を踏まえまして、昨日、衆議院本会議で賛成多数で可決されました。これから参議院で審議入りをしていくことになろうかと思います。本法案も日本維新の会との連立合意に基づく重要な法案の1つであり、参議院においても丁寧な議論を行って、早期成立を図っていきたいと自民党としては考えております。国会は明日の会期末を控えまして、いよいよ最終版を迎えています。残りの法案成立に向けて、引き続き緊張感を持って臨んで参りたいと考えております。私からは冒頭以上です。

質疑応答

Question
読売新聞です。
2点伺います。まず、本日朝の国民会議で給付付き税額控除の中間取りまとめが事実上固まったかと思います。今後、金額や対象となる年収が焦点となりますが、どうすべきとお考えでしょうか。また、恒久財源の議論は今のところ進んでいない状況ですが、どう対応すべきとお考えでしょうか。
2点目は副首都法案について伺います。昨日、衆院本会議を通過しましたが、今後少数与党の参院でどのように成立を図るお考えでしょうか。国民民主党との修正協議は、衆院の委員会での採決をデッドラインとされておりましたが、国民民主党さん側は参院での継続協議も望んでおられます。この点どのように対応されるか、お願いいたします
Answer
今朝、社会保障国民会議の実務者会議が行われました。先ほど、この状況については小野寺五典議長から報告を受けたところでございます。そもそも、いわゆる給付付き税額控除を目指すというのは税・社会保険料を含めた給付と負担の全体像を把握した上で、この税や社会保険料の負担に苦しんでいる、中所得者・低所得者の負担を集中的に軽減していく、そして、所得に応じて手取りが増えるようにするものです。今後、政府においても中間取りまとめ案にもあるように、私たち与党も含めて、財源と併せて詳細を検討することになると思っていますが、具体的な、鶴田さんがおっしゃったような金額とか対象につきましては、引き続き、諸外国の類似制度がございますので、その国際比較の分析なども含めて丁寧に行っていきたいと考えています。また、財源につきましては、既に出されている中間取りまとめ案に示されている通り、また、かねてから高市総理ご自身も言及されておりますが、市場の信任を損なうことがないように、特例公債には頼ることなく歳出歳入のあらゆる見直しを含めてしっかりと確保していくということです。予算編成のプロセスを改革していくことになりますが、その中で新たな投資枠の創設、あるいは経済物価動向を的確に反映していく、様々な財政の需要というものも出て来ますので、これは今後取り組んでいく予算編成改革の全体像をもう少し丁寧に見ながら、財源のところについても結論を出していくことになろうかと思っております。
2点目の副首都の話につきましては、今、鶴田さんから言及いただきました通り、国民民主党さん含めた動きというのは、そういう報道があることは承知をしています。ただ、特別市の検討であるとか、あるいは同日選の禁止法案につきましては、既に先週の金曜日から4党の政調会長の枠組みの中で検討させていただいて週末も含めてやり取りもさせていただく中で、自民党としては国民民主党さんや、公明党さんがおっしゃっていることについては、維新の会も含めて、これはなかなか受け入れることは難しいと。色々と意見交換をさせていただいて、デッドラインは衆議院の委員会の採決までということでやらせていただきましたので、もう一定の結論は出ているというふうに認識をしています。もう少し踏み込んで申し上げると、特別市の話については、様々な関係者がいます。例えば、全国の知事会の皆さんは非常に慎重な意見を持っている方も少なからずいらっしゃる。そういう中で、政府の地方制度調査会で議論が行われているところですので、そこはしっかりとそうした動きも見ていく必要があると思っています。
もう1つ、同日選禁止につきましては、これは法的な根拠がある住民投票というのは他にもあるのですが、住民投票というのは別に他の選挙と同日選というのを禁止していません。それは恐らくメリットとしては、コストの話とか利便性の話とかそういうものもある。そして色々考え方はあろうかと思いますが、今回のこの住民投票だけ、他の住民投票と切り分ける理屈が立つのかどうか、様々な論点があると思っていますので、自民党・日本維新の会として今回は難しいと判断をいたしました。ただ、参議院で少数与党であるという事実は厳然と存在しておりますので、この法案を、1つでも多くの政党あるいは1人でも多くの議員の皆さんにご理解いただけるように、引き続き与党として働きかけていくと。その姿勢は変わらないと考えています。
Question
朝日新聞です。
皇室についてお尋ねします。先日の国会審議で小林さんは皇位の男系継承は2,600年以上にわたって先人たちが守り抜いてきた皇室の伝統だと述べられました。一方で、専門家からは初代の神武天皇は学術的に実存が確認されていない、男系を絶対視する考えは明治期に整えられた伝統だとの指摘があります。また、歴史上のケースを自らの政治信条に合うように解釈することで、国民の分断を招くのではないかとの懸念も上がっています。こうした指摘や懸念について、どうお考えになるかお願いいたします。
Answer
そのご指摘についてはしっかりと受け止めたいとは思っています。しかしながら、宮内庁を含めて政府として国家としてそういう見解を示しているということを踏まえて、私自身、発言しているところでもございます。
Question
NHKです。
骨太の方針について伺います。明日、党内手続きということですが、金融政策を巡る記述についての修正なども含め、特に日銀の独立性などについて、政調会長へ一任となっているところだと思いますが、ご見解がありましたらお願いいたします。
Answer
今、立石さんからは骨太の方針の金融政策のところの記述についての検討の現状についてお問い合わせいただきましたが、最終調整中ですので、私の口から「こうなります。」ということを発言するのは控えたいと考えています。ただ、いずれにしても、今回の骨太に限らず終始一貫して、日本銀行の金融政策の独立性というのは、日銀法の第3条でしっかりと担保されている。この認識は政権として当然持っております。市場の動向というものは常に注視をしながら、そして市場の信任を常に確保できるように政府としては経済財政運営を行っていく、その方向性に全くブレはございませんので、党としてもそういうスタンスに立って、骨太の方針をしっかりと政府と連携をしながら作っていきたいと考えます。
Question
毎日新聞です。
会期延長について、現状で副首都法案が参議院でも審議入りしていない状況で、成立させようと思っている、また、閣法もまだ残っている状況で来週も審議しなければいけない状況だと思うのですが、現状で政調会長として会期延長の必要性について、どのように思われるか聞かせください。
Answer
会期につきましては、明日会期末を迎えるということで、自民党においては衆参の国会対策のメンバーの同僚が会期末になんとか重要法案、そしてできる限りの法案を仕上げられるように全力を尽くしているというふうに認識をしています。
Question
東京新聞です。
先ほど朝日新聞さんが聞かれた話と重なるのですが、元宮内庁にいらっしゃった鹿内さんも発信されています、2,600年に関する小林政調会長自身の発信自体にフェイクがあるのではないかといったような指摘だと思うのですが、そこは逆に言うと見直すつもりがないかという点と、それから世論の中では、国会の議席数は圧倒的な数でしたが、やはり旧宮家の皇族皇籍復帰に対しては、やはりおかしいのではないかという声が大半だったと思います。世論の声というのに、やはり天皇陛下が言ってらっしゃった国民の幅広い声を、というようなメッセージとも今回の国会の旧宮家の皇続皇籍復帰というのは反するように思うのですが、その点についてはどうお考えかという点です。
それからもう1点、昨日出た週刊文春さんですが、皇室典範に併せて、皇室経済法の改正も含まれていまして、宮家にいらっしゃる彬子殿下の皇族費が現行の1,600万から2,135万円に上がるといった改正も含まれているというのが書かれていました。彬子殿下に至っては、ヒゲの殿下の愛称で知られたお父様の意向というのも引き継いでなのか、男系男子や旧宮家を受け入れるといったことに対しての理解も一定程度あるということも書かれていました。旧宮家の皇族を受け入れられるという宮家の方々がいらっしゃるかどうかというのが1つの今後の焦点になってくると思いますが、政府はこういったことも含めて、検討する課題の中にこういった事情も理解してやっているのかどうかという点をお願いします。
Answer
1点目につきましては先ほど申し上げた通りです。3点目については政府がどう考えるかということなので、それは政府にお聞きいただければと思います。2点目の養子の話につきましては、望月さんお読みになっていると思いますが、政府の有識者会議の報告書においても、また立法府の総意として、衆参正副議長の下で全ての会派の中で各党・各会派が丁寧に議論した結果として、まとめられた立法府の総意としての取りまとめにおいてもそこは明記されておりますので、私自身そういうものとして受け止めています。それを政府としては、立法府の取りまとめに忠実に則って政府案の皇室典範の改正案というものを作って国会審議に臨んでいるというふうに受け止めます。
Question
東京新聞です。
参議院の委員会でも色々と政府側の答弁がありましたので理解できるのですが、やはり今回の皇室典範の改正はジェンダー的な観点から見ても女性皇族をやはり一段貶めるものになってはいないか、やはり男系男子ということを優先するあまりに、本来の皇族数の確保ということ以上の皇位継承権の方まで踏み込んでしまったのではないか。私は女性なので、やはり女性の立場から見て、今回の皇室典範の改正議論というのは大変ショッキングだなという感じがするのですが、ジェンダー的に見てこういった改正が今後の日本社会や政治に与える影響というのは、小林さん自体はどういうふうにお考えかもお願いします。
Answer
私は望月さんがおっしゃったような女性皇族の方々を貶めるようなことには私は全くなっていないと受け止めています。私自身、衆議院の議員運営委員会の質疑、発言でも申し上げましたが、私たちは現在の価値観などだけに基づくのではなく、やはり先人の方たちが様々な努力、知恵によって紡いできた長年のわが国としての歴史・伝統に対して、今を生きる私たちは謙虚であるべきだと考えています。なので、今回の望月さんがおっしゃったこと、望月さんとは私はちょっと視点を異にしていると感じました。ジェンダーとかそういう視点のみで今回の皇室典範の改正というものを私また自由民主党は見ていないということは申し上げておきたいと思います。