記者会見党改革

茂木敏充幹事長 ぶら下がり会見

2024年5月9日(木)18:41~18:48
於:党本部4Fエレベーターホール

茂木敏充幹事長

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質疑応答

NHKです。協議の結果とポイントをご説明いただけますでしょうか。
これまで実務者協議を重ねてきまして、政治資金制度の改革に関する取りまとめということで、まとめてもらいました。そして先ほど、公明党の石井幹事長と、この取りまとめについてサインをさせていただきました。基本的には大筋合意をしたということであります。大筋合意と申し上げますのは、大半の項目については一致しているのですが、さらに詳細を詰める分野があります。
特に2つあるのですが、一つが政治資金パーティーの公開基準の引き下げということで政治資金パーティーの支払者氏名等の公開基準を、20万円超から引き下げるものとし、改正法案に盛り込むということで、これをどう具体化していくかという話があります。
それからもう一つは、いわゆる政策活動費の使途公開ということで、いわゆる政策活動費については、支払いを受けた者がその使途を報告し、収支報告書に記載をするという形にしていまして、具体的にどうするのかと、これをどう法案に書き込むのかと、この2項目についてはそういった技術的なというか、法案作成上の問題というか、詳細を詰めるものが残っているという形になるわけでありまして、今後この法案化に向けて、詳細を詰めながら、また与野党協議等々を行いながら、合意案というか法案を作成し、そして与野党協議や国会の特別委員会での議論を経て、必ずこの国会で改正案を成立させるということで、意見の一致を見たところであります。
NHKです。法案の提出時期なのですが、これはまず与党案としてまとめたものを国会提出して、その後、与野党協議という流れとなるのでしょうか。
おそらく、今日こういった形で概要はまとまっていますので、今後の運びはこれから考えなければなりませんけれど、ある程度、野党にもこういった形でということの呼びかけは出来るのではないかと思っておりまして、同時並行でこの与野党の間の協議と法案作成と同時並行で進んでいって、その間に法案にするにあたっての詳細の詰めも行っていくということになると思います。
共同通信です。今回、火曜日から自公協議が始まって、かなり隔たりの大きかった部分とすり合わせが今回出来た部分と色々とあると思いますけれども、今回の協議の中で最も苦労した部分であるとか、これは実務者に聞くべきかもしれませんが。
実務者に聞いてください。
読売新聞です。今回の大筋合意の評価についてお伺いします。
この大筋合意の評価ですけれども、この実務者協議が始まる前は、自民党・公明党の間で考えの隔たりがある部分もありましたけれども、それがほぼほぼ詰まったということでは大きく評価できるのではないかなと思っております。具体的な金額であったりとか詳細、これはいずれにしても法案作成の中で詰めていきたい、合意を得るようにしたい、また出来れば他の野党からも賛同を得るようにしたい、こんな風に考えているところであります。
朝日新聞です。政策活動費の使途公開についてお伺いします。これは自公の間でも使途公開のやり方について意見が割れていましたけれども、今回の内容で国民が求める使途公開を達成出来たとお考えでしょうか。
達成出来るようにしていきたいと思います。細かい内容をどう記載するかということについても、かなり議論が進んでいますので、今日の表現では、いわゆる政策活動費については、支払いを受けた者がその使途を報告し、収支報告書に記載するということで、記載の仕方もある程度具体論を詰めていますので、ここは法案に落とす作業とか、あとは具体的にどう書くかということを確定させていくということなので、ほぼほぼ詰まっていると思います。
朝日新聞です。政治団体間の資金移動についてなのですけれども、今回、幹事長ご自身も問題視されることもありましたけれども、こういった内容を改正するに至ったことについて、どうお考えでしょうか。
こういう法改正をされたので、これまでも法律に則って、それぞれ団体によって適用される法律は違ったわけで、それに沿ってきちんと適正に記載し、報告をして参りました。今後、仮にこの改正案が施行されるということになりましたら、今後もこの新しい制度に沿って適切に記載し、また報告していきたいと思います。