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記者会見安全保障党大会国会

役員連絡会後 梶山幹事長代行記者会見

2023年2月21日(火)10:00~10:10
於:党本部平河クラブ会見場

梶山幹事長代行

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【冒頭発言】

役員連絡会の概要について報告いたします。
茂木幹事長からは、先週末から今週にかけての北朝鮮のミサイル発射は、挑発の水準を更にエスカレートさせる暴挙である。一連の北朝鮮の行動は、わが国、地域、国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できないと考えています。
党では、昨日15時から「北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部・国防部会・安全保障調査会合同会議」を開催しました。政府には、わが国が非常任理事国を務める国連安保理の緊急会合の開催など、国際社会と連携した厳しい対応を求めます。わが党としても政府と連携して、国民の生命・財産を守るため、毅然とした対応を進めていきたいと考えています。
先週16日木曜より、「賃上げの実現」、「少子化対策・子育て支援」の2つのテーマについて、公明党、国民民主党との3党実務者協議がスタートしました。今後も協議を重ねてもらい、状況に応じて幹事長レベルでも対応したいと考えています。
いよいよ26日の党大会まで5日となりました。今回の党大会は、90回の節目であり、4月の統一地方選の勝利に向け、全国の党員・党友の結束を図る「躍動感」あふれる党大会となるよう準備を進めています。改めて皆様のご協力をよろしくお願いします。
髙木国対委員長からは、予算委員会および各委員会の審議日程などについて、そしてトルコ・シリアの地震被害に伴う歳費からの義援金差し引きについて、昨日と同様の発言がありました。
野上参議院国対委員長からは、本日の委員会および本会議日程等について、昨日と同様の発言がありました。
関口参議院会長からは、衆議院の予算審議について、今週末の党大会について、昨日と同様の発言がありました。
世耕参議院幹事長からは、ガーシー議員の懲罰について、昨日と同様の発言がありました。
森山選対委員長からは、4月の衆議院補欠選挙について、昨日と同様の発言がありました。
萩生田政調会長からは、昨日開催した「北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部、国防部会、安全保障調査会の合同会議」について、そして今週の政審の予定について、党大会前日に開催する「全国政務調査会長会議」について、昨日と同様の発言がありました。
遠藤総務会長からは、今週の総務会の予定について、昨日と同様の発言がありました。
石田広報本部長からは、党の新しいポスターの説明と、直近の世論調査結果について、説明がありました。なお、新しいポスターについては、本日15時より、記者会見で発表されるとのことです。
鈴木青年局長からは、青年局では、18歳選挙権を意識したパンフレットを定期的に発行してきたが、今回、主な配り手である全国の青年局メンバーより、内容や形態の抜本的刷新を求める声を受け、これまでの「国に届け」に代わる新たなパンフとして「じみんとーまがじん」を制作した。党大会でも配布するとのご報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
産経新聞です。岸田総理のキーウ訪問に関連して伺います。アメリカのバイデン大統領がキーウを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領と会談してウクライナ支援を表明した。岸田首相もゼレンスキー大統領にウクライナ訪問を要請されているが、現在のところ実現していません。こうした現状の受け止めと、首相のキーウ訪問について期待することなどがあればお聞かせください。
Answer
5月のG7広島サミットでは、ウクライナ情勢、ウクライナ支援が大きなテーマの1つになると考えております。G7はじめ国際社会の結束、そして国際秩序の維持・強化に向け、ウクライナとの連携を更に進めていく必要があると思っております。また、岸田総理は、1月6日のゼレンスキー大統領との電話会談で、キーウ訪問の要請を受けております。こうした状況を踏まえ、引き続き、政府において、岸田総理によるウクライナ訪問、またゼレンスキー大統領との首脳会談や現地状況の視察などを検討していくことになるのではないかと思っています。
Question
産経新聞です。LGBTなど性的少数者への理解増進法案に関連して伺います。昨日の役員会でも国会提出に向けて準備を進める方針を確認したとのことですが、党内では拙速な進め方に慎重な声もあります。超党派の議連では5月のサミットまでの法案提出を目指す方針を確認しましたが、こうした期限ありきで議論することは適切なのかどうかというご所見と、併せて、法案の内容についても「差別は許されない」という文言や、「差別」の定義が曖昧であるなど、自民党が問題視した論点が積み残されています。法案提出に当たっては、これらの点について修正をかける方針なのか、それとも成立を優先して現状の法案のまま提出する可能性もあるのか、お聞かせください。
Answer
現時点では、党内にスケジュールも内容も含めて様々な意見があることは承知しております。LGBTへの理解増進は重要であり、なるべく早く法案を提出することが望ましいと考えておりまして、出来るだけ早く調整を進めていくということになると思います。
Question
産経新聞です。関連なのですが、G7、広島サミットまでというのは一つの目途とすることが、今、代行の念頭にあるかどうか教えてください。
Answer
しっかり議論をしていくことが重要だと思います。拙速にならないようにもしなくちゃならないし、かといってずっと議論だけ続けているというわけにもいかない。やはりそこはしっかりと議論をしていくということが必要だと思っております。
Question
朝日新聞です。ウクライナの関連でお伺いします。以前、茂木幹事長はウクライナ訪問について検討をということで政府へのお言葉がありましたけれども、幹事長代行として現在、この状況を踏まえて、24日にはテレビ会議があるわけですけれども、改めてそれでも首相は、現地の視察、あるいは現地訪問すべきだというふうにお考えでしょうか。
Answer
これはまた官邸で様々な検討をしていることだと思っております。そう簡単なことではないと、私自身は思っておりますし、一つ一つのハードルをどう超えていくのか、そしてそれらに向けてゼレンスキー大統領から要請のあったキーウ訪問についても、官邸で対応していくことと思っております。
Question
朝日新聞です。子育て予算の関係でお聞きします。岸田首相が先日の衆院予算委で、家族関係社会支出についてGDP比2%を実現しているとし、「それをさらに倍増しようではないかと申し上げている」と述べました。松野官房長官が直後に「まだ調整中」と事実上答弁を修正いたしました。野党からは「立法府の議論が成り立たない」などと批判の声も出ています。首相の答弁姿勢、政府の一連の対応についてどのようにご覧になっているかお聞かせください。
Answer
政府においても、こども・子育て政策の強化に受けた総合的な対応策を検討中であると承知しています。幹事長も記者会見のときにお話していると思いますけれど、総合的にどういう形でやっていったらいいのか、色んな政策があると思います。一つだけではないということ、そして今、金額の話もありましたけれども、ご指摘のその総理の答弁につきましては、子供・子育て予算が着実に拡充されてきたことを示す一つの指標として、家族関係社会支出の対GDP比を例示的に紹介されたものと理解しているところであります。その上で改めて将来的な予算倍増の方針を示されたと考えております。これも拙速に議論するものではありません。ただ、ある程度の予算が必要だという認識はあります。その中でどうすれば社会で子育てが出来るようになっていくのか、そして結婚した場合に子供さんをもうけて、そして育てていくという気持ちになれるかどうかということも非常に重要であると思っております。以前に幹事長が1970年との比較で結婚して、カップルが子供さんをもうけるのはそう大きく変わりはない数字になっているという話がありました。それらも含めて独身者に対するメッセージでもあると思うのです、こういうものは。ですからしっかりと議論をした上で、しかもその人たちに強い発信が出来るような政策にしていかなければならないというのが考え方だと思っております。