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記者会見参院選国会予算

役員会後 茂木幹事長記者会見

2022年5月16日(月) 17:34~17:51
於:党本部平河クラブ会見場

茂木幹事長

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【冒頭発言】

役員会の概要を報告いたします。
岸田総裁からは、GWの外遊に続いて、先週は、フィンランドのマリン首相と、そして、EUのミシェル欧州理事会議長、フォン・デア・ライエン欧州委員長との首脳会談を行った。
いずれの首脳からも、これまでの日本の厳しい対露制裁や、人道支援について評価をいただいた。また、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、力による一方的な現状変更は、世界のどこであれ許されないという認識を共有するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、相互に連携していくことを確認したという話でありました。
また、外遊日程が続きまして、来週23日(月)には、米国バイデン大統領との会談、24日(火)には日米豪印Quad の首脳会合を開催する。国際社会に対し、日本ならではの貢献ができるよう取り組んでいきたいという話でありました。
新型コロナについては、GWの感染状況を見極めるのにもう少し時間が必要。今は「移行期間」であり、引き続き警戒感を持って、感染拡大の防止と、経済社会活動のバランスを取っていきたい。
この土日で、復帰50周年の沖縄を訪問し、記念式典にも参加した。沖縄の皆さんの思いをしっかりと受け止め、「強い沖縄経済」の実現、首里城再建など文化・伝統の継承、基地負担軽減など、成果を出していきたい。
先週は、経済安保法案、薬機法と、重要法案が相次いで成立した。こども家庭庁法案も、今週、参議院の審議入りができる見通し。提出法案の円滑な成立に向け、気を緩めることなく取り組んでいきたい。
参院選公示まで、40日を切った。公約策定の作業を含め、持ち場、持ち場で、それぞれの役割に全力を尽くしていただくことが、勝利に繋がる。よろしくお願いしたいという話でありました。
麻生副総裁からは、参院選まで40日を切るという状況になってきまして、参議院選を含め、様々な選挙についてお話があったところであります。
私からは、沖縄復帰50周年に関しまして、昨日、沖縄が復帰50周年を迎えた。沖縄と東京の2会場で、昨日開催された記念式典では、「沖縄の平和と発展を次の世代へと受け継いでいく決意」を新たにした。わが党は、政府、そして沖縄県としっかりと連携し、新たな「沖縄振興計画」の着実な実施によって、力強い沖縄経済の実現を目指していく。基地負担軽減についても、「できることは全て行う」との考えに基づき、一つ一つ着実に取組みを進め、目に見える形で成果を挙げていきたい。
先週の13日(金)には、党本部で「沖縄物産展」を開催し、岸田総裁はじめ、多くの方々にご来場いただいた。売り上げの額については皆さんにご案内の通りであります。小渕沖縄振興調査会長の下、運営にあたっていただいた皆さんに改めて感謝を申し上げると言いました。
参院選の投票日7月10日まで、2カ月を切った。本日、2回目の「戦略策定本部」を開催しまして、党内の各部門における最新の取組み状況について、確認を行いました。
遠藤選対委員長の方から、候補者の擁立状況であったり、また、参議院選に向けてどういった形で各都道府県連が、各スケジュールを組んでいくかと、こういったことについて党本部とも連携をしていきたい、こういう話がありました。
高市政調会長の方から、公約策定に向けて部会からの紙は今週いっぱいで上がってくると。その後、公約策定に向けた作業、柱建て等々について考えていきたい。出来るだけコンパクトでアピール力のあるものにしていきたいと、こういう話がありました。
小渕組織運動本部長の方からは、組織、団体対策等々、今後、行っていくということで役員の皆さんにも主要な団体の方にお出ましをいただくと、こういうことになるので、よろしくお願いしたいという話がありました。
河野広報本部長の方から、今、広報で進めているライブボイス改革と、これについて相当、意見の方が上がってきているので、今度は、これを実際に受け止めて政策に反映するというプロセスに移行していくという話があったところであります。
世耕参議院幹事長の方から、参議院としてもそれぞれの、今、選挙区での候補者の活動状況を見ているところだけれども、出来るだけ国会での負担と、これがもちろん国会日程を優先するにしても、負担が少なく選挙の準備が行えるようにしていきたいと、こういう話があったところであります。
今、戦略策定本部の中身について途中で挟んだところでありますけれど、ここまで細かく役員会で言っていません。どうせなので言っちゃっただけです。
役員会の話に戻りますが、こういった戦略策定本部を開催したという話をした後、私もこの週末に青森と茨城を訪問するなど、毎週末、地方出張を続けているところでありますが、とくに若い世代に対する反応を感じているところでありまして、青森でも若手の学生の皆さん、青森の学生の皆さんと対話集会を開かせていただきましたけれども、非常に活発な意見も出て、良い集会だったと、若手の反応、若い世代の反応に手応えを感じていると。今週18日には党改革実行本部が「若い世代の女性との意見交換会」を企画する。私も出席をさせていただく予定ですが、各部門で様々な取組みを進めてもらっておりまして、若者、子育て世代を中心とする層の取り込みをこれも重点戦略の一つとして進めていきたいとお話をしました。
補正予算に関して、本日開催の「政府与党連絡会議」で、政府側から「令和4年度補正予算案」の概算が示された。4月21日に申し入れた「自公協議結果」に基づき、今国会提出に向けた作業が進んでいるところであり、補正予算案の国会提出日程について、政府、与党、さらに参院側とよく調整した上で、速やかな成立を図ってまいりたいとお話をしました。
髙木国対委員長からは、明日の本会議で、「こども家庭庁設置法」や「児童福祉法」などを参議院に送付する。参議院先議を除いて、衆議院に残っている法案、これは「刑法2件」と「資金決済法」、「省エネ住宅法」ということになって、今週中に各委員会で可決する予定であると、こういう話がありました。
岡田参議院国対委員長からは、本日は、決算委員会を10時から開会し、令和2年度決算と令和2年度予備費4件を一括議題として、准総括質疑を6時間コースで行なって、質疑終了後、予備費4件の採決を行った。明日17日(火)は、9常任委員会が開かれるということであります。野党と日程協議を行っているが、本会議・登壇は、衆議院の送付を受けて、18日(水)に総理出席のもと、こども庁設置2法案、そして20日(金)には、これは総理出席ではありませんが、刑法2法案を行う予定だと。
残る会期は、土日を除くと、今日を含めて23日間となった。まだ多くの重要法案があり、かつ補正予算の提出が予定される中、タイトな日程となることが想定される。衆参連携を密にして、取り組んでいくのでよろしくお願いするということであります。
有村参議院副会長からは、残りの会期が1か月を切り、大変厳しい日程が続いている。衆議院と緊密に連携して、後半国会も全力で取り組んでいくので、協力をお願いする。
世耕参議院幹事長からは、国会日程の会期も残り1か月を切り、大変厳しいということで、政府、衆参で緊密に連携して、残り法案、そして補正予算、日程調整を行っていきたいので、よろしくというお話でありました。
遠藤選対委員長からは、参院選比例代表候補として、全国保育推進連盟幹事長の吉岡伸太郎さんを、本日公認決定した。これで、現時点で、選挙区公認は44選挙区48名、比例代表は28名及び内定1名となった。引き続き、比例代表に女性候補を追加するよう調整して参りたいという話でありました。比例代表に女性候補を追加したいというのは、先ほどの戦略策定本部でも遠藤委員長の方から言及があったところであります。
高市政調会長からは、今週の政審は、火曜・木曜に開催をするという日程。それから、議案の説明がありました。今週は、「骨太の方針」本体の議論も始まる。明日は、その第一弾として、政調全体会議を開催し、「骨太の方針」の骨子を議題として議論するということになりました。
福田総務会長からは、総務会は、明日17日(火)、それから金曜日は参議院の日程と尾身幸次先生、準党葬、ご地元でやられるようですが、ということであって繰り上げて木曜日に臨時総務会を政審の後、開催する予定だと、こういう話がありました。
小渕組織運動本部長から沖縄振興調査会長として発言があり、13日(金)の沖縄物産展についての御礼があったところです。当日は、69着のかりゆしウェアをお買い上げいただき、首里城復興支援バッジも用意した100個全てが完売したという話で、復帰50年の節目を前に、沖縄振興に取り組む姿勢を示すことができた。感謝申し上げたい。こういうお話がありました。
役員会の概要は以上です。

質疑応答

Question
NHKです。補正予算に関してなのですけれども、政府与党で、提出時期の検討を進めていると思いますが、いつ頃までに提出時期を決定させたいというお考えでしょうか。
Answer
いつ頃までというのは、結局、実際に提出する時期を考えた時に、ある意味、編成作業であったりとか、そういうものがあると思っておりますが、少なくともこの国会は6月の15日までということでありまして、また、参議院におきましては重要法案も残っているところでありますから、出来るだけ早くこの提出時期については、調整をしたいと思っておりますが、今日時点では決まっておりません
Question
日本テレビです。先ほど、維新の藤田幹事長が会見をし、事実関係を認めて、厳重注意したことを明らかにしましたが、維新の会の石井章議員が15日、参議院栃木選挙区から出馬する女性の新人候補に対して、「顔で選べば一番」などと発言したことに対して批判の声が挙がっています。幹事長の受け止めをお願いいたします。
Answer
これは栃木に関わらず、どこであっても誰であっても極めて不適切な発言だと、そのように考えております
Question
中国新聞です。歳費法改正について伺います。自公は3月、当選無効の国会議員に歳費を返還させる法改正について、今国会での実現を目指す考えで一致しています。残る会期が1カ月となる中、この法改正の重要性をどのように、ご認識されておられますか。また、今の与野党協議の進捗状況とその期待も合わせてお聞かせください。
Answer
ご指摘の点について、今、与野党で協議が進んでいる。調整が進んでいると考えております。これはやはり、普通の常識で考えて、活動をしていないその間に歳費が支払われると、これは文通費のことでも元々問題になったのは、一日しか議員でないのに、100万円が支払われたと、おかしいんじゃないかと、やっぱりおかしいと思うことについては、きちんと国会で対応すべきだと、このように考えておりまして、ぜひ与野党でしっかりと調整して、この国会での成立を期していただきたいと、こう思っております
Question
河北新報です。参議院の山形選挙区についてお伺いします。先週13日、山形県連の幹部が幹事長と面会されて、県連幹部の方から、国民民主党の候補を応援することは難しいと伝えられています。これに関して幹事長の受け止めと山形選挙区に関する検討状況をお聞かせください。
Answer
まず、今、様々な県連、党の役員の皆さんとお会いして、ご意見を伺っております。その一つ一つにつきましては、正に選挙に関わると、そういった戦略にも関わる問題でありまして私の方から基本的にはコメントしないと、こういう形でありますので、その点はご理解いただきたいと。その上で、山形選挙区につきましては、県連会長でもある遠藤選対委員長の下で、候補者擁立に向けた調整が行われていると、進められていると、このように私は承知しております。