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記者会見国会参院選北朝鮮

役員会後 茂木幹事長記者会見

2022年3月28日(月) 17:41~17:52
於:党本部平河クラブ会見場

茂木幹事長

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【冒頭発言】

役員会の概要を報告いたします。
岸田総裁からは、先々週末、インド、カンボジアを訪問した。ロシアとの関係を有するインドのモディ首相、ASEANの議長国のカンボジアのフンセン首相との間で、ウクライナ対応の「原則」を確認するとともに、個人的信頼関係を醸成できたことは、大きな成果であった。
先週後半には、ベルギーを訪問し、G7首脳会合に出席した。会合では、対露追加制裁措置や人道支援、難民受け入れなど、これまでの日本の取組を紹介した。
米国のバイデン大統領、EU、英国、ポーランド、NATO、カナダといった国々の首脳と、対面で会談を行い、認識を共有することもでき、大変意味があったという話でありました。
このタイミングで、北朝鮮による弾道ミサイル発射が行われたが、G7、会合の場で「強く非難する」と申し上げ、同国の核・ミサイル開発問題にG7として連携して対処していくことも確認できた。
22日には、「令和4年度予算」が無事成立した。心より感謝申し上げる。今後も、重要法案の審議が続くが、気を緩めず論戦に臨みたいという話でありました。
最後に、原油・原材料・食材価格高騰といった経済状況を踏まえ、明日の閣僚懇において、緊急対応策の策定を指示する予定であると。ダイナミックな党内議論を牽引して欲しい。こういうお話がありました。
麻生副総裁からは、これから参議院の動きが本格化していくと。週末、四国に行ってきたけれど、本当に多くの人が集まってくれた。中々、コロナ禍ということで、ここまで人に会いたくても会えなかったと、こういう思いを多くの人が持っているのではないかなと。この気持ちを大切にして、これから会合等、積極的に開催をしていこうと、役員会のメンバーも、そういった会合に積極的に参加をしてほしい。こういう呼びかけがございました。
私からは、夏の参議院選の公示まで3か月を切る中、麻生副総裁からも地方にという話でありましたけれど、私も週末に1人区の秋田県を訪問いたしました。
過去の選挙結果から見ても、東北での議席奪還、これは極めて重要でありまして、4月は様々な出張日程が入っておりますけど、東北については、他県についても4月中にカバーしたいと、こういうお話をしました。
先週木曜日、北朝鮮の弾道ミサイルがわが国のEEZ内に落下したことを受け、ただちに「北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部」を開催した。
今回のミサイルは、ワシントンD.Cまで射程に入るという分析もある。対策本部では、これまでとは次元が異なる深刻な脅威であり、北朝鮮に対する制裁強化を検討すべき、こういう意見が相次いだということを紹介しました。
ロシアによりますウクライナ侵略から1か月、事態は一層深刻化している。冒頭、総理からもご発言がありましたが、総理は、往路16時間半、現地滞在10時間、復路13時間半という強行日程でブラッセルでのG7首脳会議に臨み、ウクライナへの1億ドルの追加支援を表明するなど、G7の結束、日本の存在感を強く示す重要な機会となったと考えていると申し上げました。
総理から緊急対応策についてお話があったところでありますが、長引くコロナ対応やウクライナ情勢の緊迫化によりまして、原油価格の高騰や物価上昇が大きな課題となっている。国民生活の安全・安心を確保するために、党としても政調を中心にさっそく緊急対応策の検討に入りたいと、こういうふうに申し上げました。
髙木国対委員長からは、先週は、ゼレンスキー・ウクライナ大統領の国会演説にご協力いただき、感謝を申し上げるという発言がありました。今週の本会議日程について説明がありましたが、省略してよろしいですか。立民の馬淵委員長との会談で、今週中に本会議で総理の帰朝報告と質疑を行うことで合意しており、これも31日(木)の議事とする場合は、所要は4時間50分とかなり長時間になる見込みである。今週中に与野党6会派の国対委員長会談を開き、選挙制度に関する与野党協議会の立ち上げを提案したい。日切れ法案はすべて参議院に送付済であり、あらためて各位に感謝するとともに、年度内成立に向けて参議院のご尽力をお願いしたいという話でありました。
岡田参議院国対委員長からは、本日から決算委員会の審議が始まって、令和2年度決算について総理以下全大臣出席・テレビ中継のもとで、全般質疑を6時間50分コースで行った。総理のG7首脳会談からの帰国を受け、タイムリーな質疑を行うことができたという話であります。今週は、日切れ法案審議の重要な一週間となる。その上で本会議日程等々について説明があったところですが、省略をさせていただければと思います。タイトな日程となってくるが、法案成立に向けて、全力で臨んでいくのでよろしくお願いするという話でした。
関口参議院会長からは、出口を預かる参議院として、日切れ法案の処理に全力を挙げていくので、よろしくお願いしたいという話でありました。
世耕参議院幹事長からは、石川県参議院補欠選挙について、30日(水)10時30分より、比例代表議員との打合せ会を開催する。宮本周司さんの必勝態勢を固めていくので、よろしくお願いしたいと。また、夏の本選挙に向けて集会の設営を含め、準備を急いでいきたいと、こういうお話しでありました。
遠藤選対委員長からは、先週の公明党の5選挙区の推薦について報告がありました。また、9月4日任期満了の香川県知事選挙について現在、池田豊人氏の推薦の手続きを進めている。本日、党内手続きが終わり次第、発表したいという話でありました。また、参議院選挙について、長野県、長崎県、比例代表1名、これは、井上義行元参院議員になりますが、合計3名の公認について申請があったと。手続きに入らせていただくので、よろしくお願い申し上げるという話であります。
高市政調会長からは、総理の方から緊急対応策の指示が出るということで、政調では経済成長戦略本部を中心に来月中旬を目指して議論を行っていきたいと、こういう話でありました。現在、一部の部会で議員立法の動きがあり、他党との調整等、準備が整ったものから、速やかに手続きを進めたいということであります。今週の政審は、明日(29日)と4月1日(金)に開催する予定であるという話がありました。ロシアの最恵国待遇撤回に関する法案の準備と部会手続きが順調に進めば、来週火曜(5日)に政審の審査を行いたいと、こういう話がありました。
福田総務会長からは、明日は総務会を開催しない。1日(金)の午後に総務会を予定したいということでした。
小渕組織運動本部長からは、団体総局では、夏の参議院選対策として、友好団体との連携強化のため、各団体の代表者にご出席頂き、総裁、幹事長の挨拶、関係大臣の講演による「各種団体協議会懇談会」を4月5日、7日、19日に分野別に開催すると、こういう報告がありました。
役員会について概要は以上であります。

質疑応答

Question
中国新聞です。党改革についてお伺いします。来月4日で岸田政権が半年を迎えます。政治とカネの問題を含め、この半年間の党内議論の進み具合をどう受け止めていらっしゃいますでしょうか。また、現状の課題をどう捉え、今後、どう議論を進めていくのか、改めてお願いします。
Answer
党改革、やはり自民党は変わっていると、進化していると、こういった姿を国民の皆さんにも示していきたいと、こういったことで、私が本部長を務め、これまで総裁とも色んな相談をしながら、党改革についての議論を進めて参りました。ご案内の通り、今月の党大会におきまして、4項目に関します党則改正、これも行ったところであります。これが第1弾となるわけですが、今後、党として党規約に盛り込みました「ガバナンスコード」と、こういったものを具体化していくと、そういった作業も含めて、更に議論を深めていきたい。こんなふうに考えております。