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2021年8月24日(火) 11:20~11:41
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、新型コロナについては、これまでにない感染拡大が続いており、病床やホテルの確保、特に自宅で療養されていても、必ず連絡がつくような体制づくりを迅速に進め、病状が悪化した場合の臨時の医療施設や酸素ステーションの準備も進めているところ。
先月、導入された中和抗体薬は、重症化リスクを7割も減らす画期的な薬であり、既に7千人近くの方に投与され、多くの方が快方に向かい退院に繋がっている。今後、思い切って現場に投入し、重症化を防いでいきたい。
ワクチンについては、全国民の52%が少なくとも1回の接種を行い、総接種回数は1億1,800万回を超えた。8月末には全国民の半数近くの方が、9月末には6割近くの方が2回の接種を終える見込みであり、幅広い世代への接種に全力を挙げて取り組んでいる。
今夜、東京パラリンピックが開会する。オリンピック開催の経験も活かして、感染対策やセキュリティ対策を徹底する。世界中から集まるパラ・アスリートたちには大いに活躍していただき、障害のある方も無い方も、お互いに助け合う共生社会の実現、そして心のバリアフリーを世界に伝えたい。
緊迫した状況が続くアフガニスタン情勢については、今晩、G7首脳テレビ会議に出席し、今後の対応や国際連携のあり方について議論する。まずは、邦人と大使館の現地職員等の安全な出国を最優先にしっかり対応していく。
森山国対委員長からは、野党から臨時国会召集の要求が続いているが、必要に応じて閉会中審査で誠実に対応している。明日は厚生労働委員会を開催予定。アフガニスタンにおける邦人退避のための自衛隊輸送機を派遣する件については、明日14時から安保委員会の理事懇で報告を受ける。
末松参院国対委員長からは、衆議院と並行し、状況に応じて閉会中審査を行っている。今週は26日(木)に厚生労働委員会を開催予定。アフガニスタンへの自衛隊輸送機派遣については、明日の外交防衛委員会の理事懇で説明を聴取する。
関口参院会長からは、先週16日に林芳正君が参議院議員を辞職し、会派の所属議員数は111名となった。10月には静岡県とあわせて山口県でも参院補選が行われることになったので宜しくお願いする。緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が追加、延長され、より高い緊張感を持って政府を全面的に支えていく。
世耕参院幹事長からは、10月の参院補選は取りこぼすこと無く全力で頑張ってまいりたい。
山口選対委員長からは、三重県知事選が今週26日告示、来月12日投開票の日程で行われる。本日、新人で前国土交通省自動車局長の一見勝之氏の推薦を決定し、先程、総裁より推薦証が交付された。7月から8月にかけ、全国を8ブロックに分けてブロック幹事長会議を行った。私からは衆院選に向けたお願いをする一方、出席者から厳しい指摘もいただいた。選対としてしっかり指導していきたい。
下村政調会長からは、今週の政審は26日(木)に開催し、「第6次エネルギー基本計画」などについて審査を行う予定。今月末の概算要求締切りに向け、先月から各部会等で議論を重ねており、今週、それぞれ重点項目を取りまとめる予定。各部会の重点項目は30日(月)の政審で報告を受ける予定。先週、コロナ対策本部の役員会を開いた。医療ひっ迫や人流抑制などについて、さらにしっかりとした対応をとるための提案をまとめていきたい。本日は経済成長戦略本部の役員会を開く。緊急事態宣言延長に伴う経済的な支援に対してしっかりと事業者目線から対応するための提案をまとめていきたい。
佐藤総務会長からは、26日(木)に臨時総務会を開催する。同日開かれる総裁選挙管理委員会から総裁選の施行期日等に関する提案を頂ければ、審議決定したい。
小野寺組織運動本部長からは、7月20日から8月19日までの一か月間、山口選対委員長とともに全国8ブロックでブロック幹事長会議を開催した。47都道府県連の幹事長と、各小選挙区の活動状況や評価についてヒアリングし、各都道府県連の課題などについても意見交換した。総選挙必勝に向け、引き続き党本部と都道府県連との結束を強化していきたい。

【冒頭発言】(二階幹事長)

東京オリンピックは各位のご協力をいただいて大過なく成功裏に終了することが出来た。本日より、いよいよパラリンピックが始まります。自民党としても出来る限りこれをバックアップしてまいりたいと考えております。
いまだコロナ禍は続いておりますが、特に東京は厳しい状況にあることはご承知の通りです。政府が求めているように、まずは感染拡大を食い止めるため、個人の防止策の徹底、更に医療提供体制を守るための努力が何よりも必要だと考えております。党としても引き続き、政府の取り組みをしっかり支えてまいりたいと思います。

質疑応答

Question
毎日新聞です。日曜日に横浜市長選が投開票され、菅総理が支持していた小此木八郎前国家公安委員長が敗れました。このことについての受け止めと今後の政権運営に与える影響をお願いします。
Answer
選挙の結果については、我々は謙虚に受け止めたいと思っております。敗因についてよく分析をして来たるべき総選挙に向けてしっかりとこの経験を活かして、今後、反転、勝利に向けて戦えるようにしてまいりたい考えております。
Question
共同通信です。横浜市長選についての関連ですが、敗因を今後分析するということですが、今回の選挙では政府の新型コロナ対策に対する批判や不満もあったと言う声もありましたが、そういったことも敗因に含まれるとお考えでしょうか。
Answer
当然です。国民の皆さんから見ても、この鬱積した、持って行き場のないコロナのこの情勢に対して、やはり政府とか政権党の方へ不平不満、批判、それが集中してくることは当然のことでありまして、我々は政権党としてこれを受けて、しっかりした対応を今後にしていくことを教訓としていきたいと思っております。
Question
時事通信です。今日の役員会や役員連絡会の中で、総裁選であったり、衆院選、横浜市長選について何らかの話は出たのでしょうか。
Answer
特別のことはありません。
Question
NHKです。総裁選についてお聞きします。26日に選挙管理委員会の方で日程が決まる予定ですが、横浜市長選の結果を受けて、衆院選の前に総裁選をやるべきだという声がある一方で、総裁選自体を衆院選後にするべきだという意見も出ています。幹事長としては予定通り26日に総裁選の日程をまず決めるべきだとお考えでしょうか。
Answer
私は予定通り淡々とやるべきだと、当初から考えています。
Question
産経新聞です。総裁選に関連して伺います。幹事長は、これまで菅総理の再選を支持するお考えを示してこられましたけれども、その考えにお変わりはないでしょうか。
Answer
もちろん変わりはありません。
Question
産経新聞です。菅総理は、就任からもうすぐ一年になりますけれども、総理のコロナ対応など、どのようなところを評価されていますでしょうか。
Answer
政府一体となって、国民の皆さんの命を守る、暮らしを守るという原点に立ってしっかりした対応を精一杯やっていると、誰がやっても難しいときです。初めての経験なんです。このことに対して、批判、ご意見を申し述べることは簡単ですが、やはりこのことの当面の責任者として、私はしっかり頑張ってくれていると評価しています。
Question
中国新聞です。昨年の総裁選の期間中に、河井夫妻に党本部が提供した1憶5千万円について、「総裁になったら責任を持って対応したい」という発言をされています。それから詳しい説明というのが一向にない状況が続いているわけですが、総裁任期が来月に迫っております。我々の取材では、河井夫妻側から検察が押収していた書類というのは、河井夫妻側に返ってきたということなので、幹事長もかねがね党として説明していくということを仰っていますけれども、その時期というのはいつなのか、また菅総裁がやっぱり発言をしたとおり、責任を持って対応していくと仰ったので、党本部として説明をされていくことが必要だと思うのですが、どうお考えでしょうか
Answer
まだ我々はその実物に接しておりませんが、そういう状況であれば、そう遠くないうちに我々の目にも届くでしょうから、しっかり対応したいと思います。
Question
中国新聞です。確認ですけれども、まだ党本部としては確認をしてないということでよろしいでしょうか。
Answer
党本部は確認しているかどうか分かりませんが、まだ私は報告を受けておりません。
Question
中国新聞です。説明の時期についてはどうですか。早急にするべきだと思うんですけれども。
Answer
当然ですね。
Question
朝日新聞です。総裁選についてお伺いします。次期総裁選は、党員・党友投票を含めた形で行われる予定なっていると思うんですけれども、この総裁選が行われるまでに仮に緊急事態宣言が解除されない場合は、例えばですけれども、延期したりですとか、簡易化するなど何らか対応というのは必要だというふうに考えますでしょうか。
Answer
それはそういう事態になったときに考える。即座に結論を出して対応していくということが大事だと思います。今から考えておく必要はないと思います。
Question
読売新聞です。先ほど菅総裁の再選を支持される考えに変わりないと仰いましたけれども、二階派としても支持されるというお考えということでよろしいでしょうか。
Answer
当然のことでありませんか。愚問です。
Question
北海道新聞です。前回の総裁選では、主な派閥は菅総裁を支持しましたが、今回は党内で菅総裁再選への支持の広がりについて、どのように見ていらっしゃいますでしょうか。
Answer
別にそんなにじっと党内を点検しているわけではありません。自然と、ほうはいと、この党内の意見というのはまとまってくるものなんです。これは自民党のいいところですね。
Question
産経新聞です。総裁選について伺います。今、下村政調会長と高市早苗衆議院議員が、総裁選への出馬意欲を示しておりますけれども、こうした複数候補による総裁選を実施することについては、どうお考えでしょうか。
Answer
それは我々民主主義の政党ですから、それは当然あって然るべきだと思いますが、党がまとまっていくということも大事なことだと思っています。
Question
朝日新聞です。衆院の解散時期についてお伺いします。新型コロナの感染拡大が止まらない状況から、9月の解散というのは事実上困難じゃないかという見方が出ていますけれども、その点についてどのように考えますか。
Answer
これからの状況を慎重に見極めて、総理も当然判断されるでしょう。
Question
朝日新聞です。ワクチンがより広く行き渡るように、解散の時期について遅い方がいいんじゃないかという意見もありますけれども、これについてはどうですか。
Answer
解散が遅い方がいいというんですか。それは総理の判断です。
Question
時事通信です。野党からは、衆院解散について10月21日までの任期満了までに投開票を行うべきだという声や指摘が出ています。幹事長はどのようにお考えでしょうか。
Answer
十分、議論して結論を得たいというふうに思ってます。
Question
毎日新聞です。衆院選に関連してですけれども、今、かけられている緊急事態宣言は9月12日までとなっています。いまだその12日に解除できるかどうかというのは分からないわけですが、もし緊急事態宣言中であっても衆議院の解散をすべきとなれば、解散に踏み切るというお考えでよろしいでしょうか。
Answer
それは総理の、そのときの状況と総理の判断次第です。
Question
北國新聞です。衆院選に関連して、石川1区について、知事選に挑戦する現職の馳浩氏に代わる後任として、地元支部から岡田直樹官房副長官の名前が上がりましたが、岡田さんが断ったということで、後任選考が白紙に戻りました。この辺の行方を党としてどのように見ていますか。
Answer
そういう地方の詳細なことについては、まだ報告を受けておりません。
Question
北國新聞です。岡田副長官が参院にとどまる決断をしましたが、その判断についてはどのように見ていますか。
Answer
それはご本人に聞いてください。
Question
日本テレビです。先ほど幹事長は、菅総理の支持を明言されましたけれども、横浜市長選での敗北を受け、党内では、菅総理では衆院選を戦えないという声が出ています。そのような党内での不安や混乱については、どのようにお考えでしょうか。
Answer
それは党内にはいろんな意見がありますよ。しかし、誰々さんでは選挙を戦えないというのは失礼な話です。自分だったらどうするんだと。
Question
共同通信です。総裁選と衆院の解散それぞれに関わる話だと思うんですけれども、一部報道で、明日25日に、二階幹事長と総理が面会されるという話が出ているんですけれども、そういう予定があるかどうか、事実関係をまず教えてください。
Answer
別に幹事長と総理が会うのに、構えて会う必要も何もない。明日、会う日程にはなっているらしい。
Question
共同通信です。明日の面会では、今後の総裁選であるとか衆院の解散、あるいは今後の政治日程について協議をされると、そういうことですか。
Answer
別に誰からも縛られないで、自由闊達に党の将来、国の将来を話し合うというのは当然でしょう。