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2021年4月26日(月)18:20~18:43
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、今回の選挙は大変厳しい結果となった。ご支援いただいた、わが党関係者、友党の皆様のご支援に心から御礼申し上げる。国民の審判を謙虚に受け止め、正すべき点はしっかり正して参りたいと思う。国民の声に耳を傾け、党と力を合わせ取り組むことで今後結果を出していきたい。
昨日から5月11日まで、東京・大阪・京都・兵庫に緊急事態宣言が発出されている。変異株が増加し、大都市部で感染が拡大する中で、飲食店におけるお酒の停止、人流を抑制するための措置など踏み込んだ対策を、ゴールデンウィークを中心に集中的に講じることとした。
ワクチンについては7月末を念頭に全ての高齢者が2回の接種を終えられるよう、政府を挙げてあらゆる手立てで実現したい。
温室効果ガスの2030年度の削減目標については、2013年度から46%削減を目指すこと、さらに50%の高みに向け挑戦を続けていくこととし、先週開催された気候サミットにおいて表明させていただいた。
森山国対委員長からは、次回の本会議は明日13時から。上がり案件(日・印アクサ、日・EU航空協定、銀行法、長期優良住宅法、国家公務員法、地球温暖化対策推進法)の採決と、産業競争力強化法の趣旨説明質疑を行う。所要1時間の見込み。次々回の本会議は、連休明け5月11日の見込みで、上がり案件の採決と法案の趣旨説明質疑で立てる予定。緊急事態宣言期間が、昨日から4都府県で始まった。厳しい環境ではあるが国会においても一層の感染防止対策に努めながら、後半国会の法案処理を進めていく。
末松参院国対委員長からは、憲法審査会は28日水曜の本会議散会後に開会し、自由討議を行う予定。明日は8常任委員会と内閣・総務の連合審査会が開かれ、デジタル5法案について質疑を行う予定。
関口参院会長からは、長野補選・広島再選挙は残念な結果となったが、謙虚に受け止め、さらに頑張って参りたい。
世耕参院幹事長からは、公選法改正については、23日金曜に誤りを正した改正案を提出した。罰則規定にかかわるものであり、早急に対処し、衆議院へ送るように努める。ご迷惑をおかけし、お詫び申し上げる。28日水曜の憲法審査会は、3年2か月ぶりの開催となる。自由討議を参議院として初めて行うことになった。各党の理解を得ながら、丁寧に進めていきたい。
山口選対委員長からは、参議院長野補選・広島再選挙・名古屋市長選は皆様にご尽力をいただいたが勝利を収めることが叶わなかった。秋までにある衆議院総選挙をいかにしていくか、しっかりと頑張りたい。うるま市長選は、わが党推薦候補が初当選を果たした。 浦添市長選挙に続く連勝で、来年の知事選に向け、弾みになった。
下村政調会長からは、緊急事態宣言の発出を踏まえ、本日、経済成長戦略本部の会議を開き、措置の内容や影響を受ける事業者への支援について政府側から説明を受けた。中小企業の支援金などで、まだ事業者に流れていないものがあるとの意見があった。迅速に行われるよう、政府と連携してしっかりと取り組んで参りたい。また本日開かれたワクチンに関するPTの会議で、ワクチン接種の可及的速やかな遂行と国産ワクチンの開発に向けた提言を取りまとめた。厚労大臣、ワクチン担当大臣に申し入れを行う予定。今後も政府と連携しながらコロナ対策にしっかり取り組んで参りたい。次回の政審は5月11日に開催予定。
佐藤総務会長からは、次回の総務会は5月11日に開催予定。

【冒頭発言】(二階幹事長)

昨日、東京・大阪・京都・兵庫に緊急事態宣言が発出されました。各位におかれては、引き続き、感染拡大防止に一層の配慮と協力をお願いするとともに、特に、不要不急の外出自粛を徹底していただくよう、重ねてお願いする。
参議院長野補欠選挙・広島再選挙は、皆様に大変なご尽力をいただいたが、残念な結果となりました。謙虚にこれを受け止めて、今後に備えてまいりたい。

質疑応答

Question
NHKです。今ご発言がありましたけれども、昨日の衆参の選挙で、北海道については擁立自体見送ったわけですけど、3敗という結果になりました。この結果が今後の政権に与える影響については、どのようにお考えでしょうか。
Answer
影響がないとは言いませんが、この選挙はこの選挙の結果として大いに反省をしながら、 それぞれの地域においてしっかり頑張って、総選挙においては必ず勝利しうるように頑張りたいと思います。
Question
フジテレビです。今回の選挙、菅政権初の国政選挙となりましたけれども、やはり政権への批判ですとかそういったことも一つの要因として言えるのでしょうか。
Answer
全くないとは言いませんが、まだまだ政権もスタートしたばっかりでありますから、直ちにこのことが政権の今後を云々するというようなものではないと思いますが、我々はこの事実をしっかりと受け止めて、今後に備えていきたいと思っております。
Question
共同通信です。今回の3つの選挙の結果が、今後の解散選挙にどういう影響を与えるとお考えでしょうか。
Answer
全くないとは言いませんが、それはそれ、総選挙は総選挙。しっかり対応したいと思います。
Question
朝日新聞です。広島再選挙を巡っては政治とカネを巡る問題もありました。今回3選挙、長野補欠選挙、広島再選挙、北海道補欠選挙、それぞれどういったところに敗因があったというふうにお考えでしょうか。
Answer
敗因というのは一挙に、ここが敗因だったというようなわけにも参りませんが、敗れたことに対して謙虚に受け止め、次なる総選挙に向けて党としてしっかり巻き返しを図っていきたい。次なる選挙に勝利をして今回の選挙の結果に、我々党として党の今後に対して決意を示したいと思います。
Question
毎日新聞です。今回3敗となったことに対して、執行部の責任について昨日、山口選対委員長は「今後の検討課題である。」と答えているのですが、どのようにお考えでしょうか。
Answer
責任を取らなきゃいけないときになりましたら、それは責任をとりますが、責任をとるなんて簡単なことだけで責任が果たせるものではありません。しっかり、次なる戦いに挑んでいく。その準備をしていく必要はあります。
Question
北海道新聞です。北海道2区の補欠選挙ですが、自民党は公認候補擁立を見送った結果、戦わずして元々自民党が当選していた選挙区を立憲民主党に奪われる形となったのですが、このことについてどうお考えでしょうか。
Answer
それぞれ地元の判断ですから、しかも戦いを終えた後、今我々は色々なことを述べたところで仕方のないことであります。あらゆるチャンスに候補者を立てて戦うという態勢を、それぞれの県連でしっかりしていくように今後も努力をしていきたいと思います。
Question
北海道新聞です。今回北海道2区補欠選挙の擁立を見送ったのは、党本部の判断だったと思うのですが、それを踏まえてどうお考えですか。
Answer
党本部は、いつでも戦うことをもって党の信念にしておりますから、ですが総合的に考えてそうしたご判断になったと思います。
Question
中国新聞です。広島の再選挙に関して伺います。広島の再選挙においては、やはり、 2019年の参議院選で党本部が河井案里陣営に渡した1億5千万円について、党本部の説明が尽くされてないという声で、有権者の不満が募って敗北を招いたと言った声が挙がっています。次の衆院選に向けてはやはり、1憶5千万円が何に使われたか、どういう経緯で決定したかを党として説明しなければ次の衆院選にも影響があると思うのですが、説明をなされるのか、どういうふうにして次の衆院選にこの問題に関して臨むのか、お考えをお願いします。
Answer
有権者の皆さんがそういう事に対して、疑念を持ち続けているなかに選挙を戦うということは大変難しいことであります。その疑念を可能な限り、しっかりと晴らしていくことがご指摘の通り、大事なことだと思います。
Question
信濃毎日新聞です。参議院長野補選は、2016年、2019年に続いて野党統一候補に敗れたという恰好になります。自民党候補の支持の広がりを欠いている要因についてどのようにご覧になっていますか。
Answer
それぞれ地元の事情もありますし、候補者本人の日頃の活動の成果にもよるところが大いにあるわけですから、一概に何が原因でどうだったということは申し上げにくいことでありますが、今後自民党としては大いに反省材料として今後の戦に備えていきたいと思います。
Question
信濃毎日新聞です。今回コロナ禍で、非常に難しい戦いが迫られた部分もあったと思います。来るべき総選挙に向けてどう立て直し、どう戦略を練っていくのかお考えをお聞かせください。
Answer
コロナの問題は選挙に影響がなかったとは言えませんが、そういう状況、条件は相手方にもあるわけです。同じことなんです。だから、コロナだからとか雨が降ったからということだけで、選挙の結果を云々するのは逃げ口上だと思います。我々は次なる戦いに渾身の力で勝ち取るべく臨んでいきたいと思います。
Question
読売新聞です。参議院の広島再選挙についてですが、岸田文雄前政調会長が選挙の責任者で敗れたということで、岸田さんは総裁選に出馬する意欲を示しておられましたけれども、今回の結果が岸田さんの総裁選出馬に与える影響をどのようにお考えでしょうか。
Answer
私は別に直接の、この敗れた結果が総裁選挙云々ということには直結しないと思いますが、今後しっかり陣営を立て直して健闘を期待したいと思います。
Question
読売新聞です。沖縄県のうるま市長選に関しては、今回勝利したということで来年には知事選がありますけれども、今回の選挙結果はどのように受け止めて、知事選に備えていきたいと思われますか。
Answer
市長選挙で勝ったということは、大変結構なことでありますが、選挙は一戦一戦ですから油断することなく次なる戦いに緊張感を持って臨んでいただきたいと思っております。
Question
日経新聞です。7月には東京都議選が控えていますが、コロナ禍で選挙活動の制約もある中、党として有権者にどのように支持を呼び掛けるかお考えをお願いいたします。
Answer
従来の党の政策を真剣に訴えて、東京都の発展に対して責任を負える政党は自由民主党です、ということを訴えていきたいと思います。
Question
中国新聞です。先ほど幹事長は、皆さんが疑念を持たれている限りは、その疑念を可能な限り晴らすと仰られましたが、それはすなわちこの1億5千万円の使い道や決定の経緯に関して、公判が終わったらなにか党として説明をしたりするという理解でよろしいですか。
Answer
(林幹事長代理): それは書類が検察の方にいっていまして帰っていないので、届出できないのです。だから、帰ってくれば即届出するように対応します。
Question
中国新聞です。帰ってきたら対応するということですね。
Answer
(林幹事長代理): 帰ってきたら、報告書を出します。
Question
中国新聞です。広島選挙区の敗因について、やはり政治とカネが大きな争点だったわけですが、認識をお聞かせください。
Answer
それも大きな敗因の一つだと思いますが、やはり敗因というのはいくつもあるわけです。ですから、地元としてしっかり立て直しをして、次なる本選に挑んでいきたいと、こういう思いです。
Question
中国新聞です。河井事件に関して、以前幹事長は「他山の石」という表現を使われたのですが、今回有権者の声を聞いてみますと自民党の中の事件ではないかということが、今回の敗戦に繋がっているという見方もあるのですが、ある意味自民党の在り方が問われていると思うのですが、今後どのように立て直していくお考えですか。
Answer
常に謙虚に反省をしながら、政策の実現に邁進していきたいと思っております。
Question
中国新聞です。河井事件に関して、今も「他山の石」とお考えでしょうか。自民党の中で起こったという有権者の皆さんの声があるのですが、それを他山の石ではなく自分のところの石としてきちんと向き合っていくべきとのお考えはないでしょうか。
Answer
それは表現ではないですか。それぐらいの表現は許されてしかるべきだと思います。
Question
共同通信です。参院広島再選挙に関して、野田幹事長代行が昨日、ご本人名義のツイッターアカウントで、投開票日である25日未明に、自民党公認候補の投票を呼び掛けるようなツイートをされていましたが、この事実関係について党としてどのように受け止めていますか。
Answer
(林幹事長代理): ご本人に聞きましたら、秘書が知らずにやってしまった、ということで本日コメントを皆さんのところに張り出していると思いますので、ご覧いただければと思います。
Question
共同通信です。野田代行ご本人名義のツイッターアカウントとなっているのですが、 野田代行は公選法を所管される総務大臣も経験されているわけで、今回このような事態に至ったことについてはどのようにお考えですか。
Answer
(林幹事長代理): 総務省に関しても、顧問弁護士に問い合わせをしても、本人には問題ないという見解でありました。
Question
テレビ東京です。こども庁に関して伺います。明日、2回目の会合が開かれると思いますが、今日、諮問会議の民間議員からも、子育て支援の重要性を訴える提言も出てきているようです。今回、子供庁を創設するにあたっての幹事長の本気度をあらためてお聞かせ願いますでしょうか。
Answer
子供は国の宝だということが言われておりますが、自民党にとっても日本の将来を占うことは、子供の育成、これにかかっていると思うんです。そういう意味で、どの政策よりも真剣に取り組んでいきたいと思っています。
Question
テレビ東京です。幼保一元化や児童虐待防止を政策に盛り込む方向性だと思うのですが、そのほかにも、どの政策を盛り込もうとされているのか具体的にあれば教えてください。
Answer
これから十分、関係者の間で協議をして、まとめていきたいと思っています。
Question
テレビ東京です。こども庁で行う政策の財源について、どこから持ってこようと想定されているのか教えてください。
Answer
財源ありきで、これでこども庁で何かやってください、というのではなくて、こども庁をやっていくためにはどういうことが必要かということをまとめて、それに対する財源の捻出ぐらいは与党としての責任において必ず実行します。