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2021年4月13日(火)10:30~10:41
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
森山国対委員長からは、本日の本会議は13時から。上がり案件(プロバイダ責任法、子育て世帯給付金差押禁止法、防衛省設置法、平成28年度・29年度決算など)の採決を行う。所要20分程度の見込み。次回、次々回の本会議については本日協議するが、15日木曜に地球温暖化対策推進法の趣旨説明質疑、16日金曜に出入国管理法の趣旨説明質疑で本会議を立てる予定。今月末で期限となる新型コロナ感染症対策に関連した国会議員の歳費を、引き続き2割削減する措置については、与野党間で10月末まで延長する方向で協議を進めている。
関口参院会長からは、参議院長野補選・広島再選挙は、参議院自民党としてさらに力をあげて取り組んで参るので、宜しくお願いする。
下村政調会長からは、今週の政審は本日10時より開催する。
山口選対委員長からは、7月の兵庫県知事選挙に関し、兵庫県連からの推薦申請に基づき、元大阪府財政課長の齋藤元彦氏の推薦を昨日決定した。参議院長野補選・広島再選挙は、予断を許さない状況。普段より一層掘り下げて支援をお願いしたい。
佐藤総務会長からは、総務会は本日11時より開催する。

【冒頭発言】(二階幹事長)

東京・京都・沖縄においても、まん延防止等重点措置が適用になった。引き続き、感染拡大防止に最大限の配慮をお願いしたい。
この度、新たに党則79条機関として、「こども・若者」輝く未来創造本部を設置したい。
菅総理から、「子供たちにとって何が重要か、という大きな視点から、党においても積極的に検討を進めていただきたい」とのご指示がありました。しっかりと総理の方針に従って、議論を進めてまいりたいと考えております。
去る1月9日にご逝去されました左藤惠元衆議院議員につきましては、在職25年を超えることでありますので、6月12日に準党葬を執り行うこととなりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

質疑応答

Question
朝日新聞です。東京電力福島第一原発の処理水についてお伺いします。政府は、今朝の関係閣僚会議で海洋放出の方針を決めたのですが、この決定についての受け止めをお願いします。
Answer
海洋放出は、国際的にも広く認められた手法であり、政府も色々なことを検討した上で、こういう事に決定したものでありますから、党としてもこれを支持したいと思っております。ただ、地元の皆さんの不安、これはもっともな事でありますので政府には、丁寧に説明をしてもらって不安の解消、風評被害の回避に万全を期してもらいたいと願っております。強く政府に申し入れます。
Question
毎日新聞です。この海洋放出については、特に昨年の秋にも政府は決定しようとしていたのですけれども、漁業者の反対などで見送ったとされています。一方で、今回このタイミングになったことについては、秋までに衆議院の任期満了が迫る中で、福島県の選挙には影響を与えるのではないかという見方もありますが、今回のこのタイミングでの決断となったことについてどのように評価されていますでしょうか。
Answer
特別に選挙というものを、我々は選挙を毎日毎日考えていますから、選挙を意識しないということではありませんが、選挙のことで云々ということではなくて、海洋放出について国際的にも広く認められた手法であるということと同時に、政府がこういう方向でいきたいということを色々お考えの上で決断されたことでありますから、党としてもこれを支持したいと思います。
Question
NHKです。今の海洋放出に関連しまして、政府に丁寧に説明してもらいたいというお話がありましたが、厳格な基準を守って濃度を希釈した上で放出ということになっているのですが、地元の関係者から風評被害の部分を不安視する声が根強くあります。こうしたことについての対応をどのようにとっていくべきだとお考えですか。
Answer
これは丁寧に、ご地元が納得されるようにしっかり説明してご了解を得て対応すると。これは常識でありますし、当然そうあってもらいたいと思っております。
Question
産経新聞です。処理水の海洋放出の関係でお聞きします。立憲民主党の枝野代表は、安全性が十分に確認されていないということで反発しているのですが、民主党政権時代以来の事故の処理の話でもあり、この問題については与野党が共に責任を持つべきだと思うのですが、こうした枝野代表の反発についてはどのようにご覧になっていますか。
Answer
野党の幹部のご意見ですから、私からこれが適当であるとか適切でないとか論評を加えることは、それこそ適切でないと思います。
Question
読売新聞です。こども庁の関係でお聞きします。今日から議論が本格的に始まると思いますが、今日創設するにあたって子供を巡るどのような課題に対処していきたいとお考えでしょうか。
Answer
そういう組織が出来て、十分そこでご議論いただくと、その議論を待って方向を決めていきたいと思っております。
Question
読売新聞です。こども庁を設置する時期の目途はどのようにお考えでしょうか。
Answer
出来るだけ早い方が良いと思っています。
Question
時事通信です。原発の処理水の海洋放出を巡っては、中国や韓国が懸念を表明していますが、今後、近隣諸国にどのような対応をしていくべきだとお考えでしょうか。
Answer
当然、外交ルートを通じてご説明したり、状況をお話しすることが大事だと思いますが、当然政府がそれを行うのだろうと思っております。
Question
北海道新聞です。今日、衆議院北海道2区補欠選挙が告示されました。自民党は公認候補の擁立を見送って不戦敗となっているわけですが、改めて告示にあたっての受け止めをお願いします。
Answer
選挙は、それぞれの地元の意見をよくお伺いしてということが党の基本方針ですから、地元がそういうふうなことで進んでいくならば、それを見守るということです。
Question
北海道新聞です。北海道2区補欠選挙は、保守系の元アナウンサーの方であったり、自民党員の弁護士の方が出馬されていまして、選挙の結果に関わらず衆院の本選の際には、この二人が候補者の軸になるのか、また改めて白紙で考えるのか、お考えをお願いします。
Answer
当然、この選挙の結果を見て、次の選挙のことを考えるということは当然だと思います。
Question
毎日新聞です。菅総理の訪米に関してお伺いします。15日から総理は訪米してバイデン大統領と会談される予定ですが、会談では特に、尖閣諸島での領海侵入を繰り返すなどしている中国への対応が焦点になると見られます。自民党内では、一部の保守派の議員の中で、対中強硬論も強まっていますが、今回の日米首脳会談で日本政府はどのような姿勢を打ち出すべきだとお考えでしょうか。
Answer
我々は、総理を信頼しておりますから、総理のご決断でお進め頂ければ結構だと思っています。手取り足取り、こちらから注文を付けたのでは、交渉に行く人も交渉できないじゃないですか。総理を信頼しております。