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2021年4月12日(月) 18:11~18:24
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、国会ではデジタルや医療改革など重要法案の審議が続いている。本日は、衆議院で決算委員会における質疑に臨んだ。一つ一つの法案を着実に成立させていくために、政府一同、緊張感を持って国会対応にあたっていく。
本日より、まん延防止等重点措置の対象に、東京都・京都府・沖縄県を追加した。期間・区域を限って、強力な措置を実施することで、各地で発生する波を抑え込み、全国的な大きな波を何としても阻止していきたい。
本日、高齢者のワクチン接種が始まった。5月23日までに約半数の高齢者の方に1回目の接種ができる量を、そして、6月末には、全ての高齢者の方に2回接種できる量を、各自治体にお届けする予定。早速、八王子市の接種現場を視察し、市長から住民の期待の高さを伺った。自治体と緊密に連携し、一日も早く皆様に接種できるよう取り組んでまいる。
諸般の事情が許せば、今週、訪米し、16日にバイデン大統領との首脳会談に臨む。日米の信頼関係をしっかりと構築してまいりたい。
森山国対委員長からは、次回の本会議は明日13時から。上がり案件「プロバイダ責任法」「子育て世帯給付金差押禁止法」「防衛省設置法」「平成28年度・29年度決算」などの採決を行う。所要20分程度の見込み。明日以降については、15日木曜に地球温暖化対策推進法の趣旨説明質疑、16日金曜に出入国管理法の趣旨説明質疑で、本会議を立てる予定。
末松参院国対委員長からは、先週、野党側と今月末までの本会議の登壇について協議した。14日水曜にデジタル5法案、16日金曜に医療法案、21日水曜に総理帰朝報告とアールセップ、23日金曜は少年法を予定している。
関口参院会長からは、先週金曜に参議院各会派代表者懇談会が開催され、参議院改革協議会設置の詳細について議運で協議されることになった。参議院改革協議会では、あるべき参議院の姿を目指し、実りある議論が行われるよう謙虚に丁寧に議論を進めていきたい。参議院長野補選・広島再選挙は、参議院自民党としてさらに力を入れてまいる。
世耕参院幹事長からは、参議院改革協議会では、選挙制度やデジタル化等について話し合われる見込み。特に選挙制度については、令和元年の参議院選挙に関する最高裁判所の判決を踏まえ、しっかり議論を深めていきたい。参議院長野補選・広島再選挙は、両陣営とも大変厳しい戦いだが、参議院自民党として全力で頑張ってまいりたい。
山口選対委員長からは、昨日投開票の福岡県知事選は、わが党推薦の服部誠太郎元副知事が、初当選を果たした。7月の兵庫県知事選については、県連からの推薦申請に基づき、元大阪府財政課長の齋藤元彦氏の党内手続きを行っている。本日の役員会終了後、正式に本部推薦を決定したい。参議院長野補選・広島再選挙については非常に厳しい戦いだが宜しくお願いする。
下村政調会長からは、今週の政審は明日開催し、国家公務員法等の一部を改正する法律案を審査する。高齢者のワクチン接種が始まったことを踏まえ14日水曜にワクチン対策PTの平場の会議を行う。接種状況や国産ワクチンの開発状況について政府から説明を聞き、当面の取組みについて議論する。
佐藤総務会長からは、総務会は明日11時より開催する。

【冒頭発言】(二階幹事長)

東京・京都・沖縄においても、まん延防止等重点措置が適用になった。引き続き、感染拡大防止に最大限の努力をお願いしたい。
この度、新たに党則79条機関として、「こども・若者」輝く未来創造本部を設置したい。
菅総理から、「子供たちにとって何が重要かという大きな視点から、党においても積極的に検討を進めてほしい」との強いご指示があり、しっかりと総理の方針に従って議論を進めていくつもりであります。

質疑応答

Question
フジテレビです。今日から、医療従事者以外のワクチン接種が始まりましたが、自治体によってばらつきがあるなど課題もあります。自民党として円滑なワクチン接種に向けて、どのように対応されるお考えでしょうか。
Answer
今日始まったばかりですから、順調に進んでいくと思います。よほどの支障がない限り、我々は地域、地方を信頼して対応していきたいと思います。
Question
フジテレビです。これから国会議員の方の中にもワクチン接種の対象になる方が出てくると思いますが、国会議員のワクチン接種についてはどうあるべきだと思いますか。
Answer
国会議員であろうがなかろうが皆同じですから、しかるべく対応したいと思います。国会議員だからといってどうだと、そんなことは考えておりません。
Question
朝日新聞です。参院広島選挙区の再選挙と参院長野補選は、厳しい戦いだというふうな発言がありましたが、これまでの選挙戦についてはどのようにご覧になっていますでしょうか。
Answer
選挙ですから、ヘッドスライディングですよ。躊躇したら駄目ですね。一生懸命やるのみです。
Question
神戸新聞です。兵庫県知事選についてですが、先ほど齋藤氏の推薦が発表になりましたが、地元の県連では支援候補が割れている様相になっています。今後の対応をどうしていくべきとお考えか、一本化の必要性を含めお聞かせください。
Answer
一人しか当選しないものを二人応援したって、結果は選挙のことだから言わなくても、教えなくても分かるんですよ。少し頭を冷やして、冷静に県の将来を見極めるべきだと思っております。党は、格別の指導は致しません。
Question
毎日新聞です。まん延防止等重点措置について伺います。今日から、東京などでも適用されて期間が、ゴールデンウィークにも差し掛かるわけですが、旅行業者は、また厳しい状況に置かれます。GoToトラベルについては、再開の時期の見通しが立っていませんが、こうした苦境にある旅行業界に対してどのような支援が、今後必要だとお考えでしょうか。
Answer
私は、全国旅行業協会会長でございますから、そのことは良く分かっておりますが、それよりもやはり、まん延防止が大事、国民の命を守ることが大事、そのことは分かりきっていますから、旅行業者も自ずから考えて行動すると思います。
Question
共同通信です。週末に行われた報道各社の世論調査について伺います。各社とも内閣の支持率について微増、あるいは横ばいという状況なのですけれども、受け止めをお願いします。
Answer
我々は支持率というのは、民主主義の社会で国民の皆さんのご支持が奈辺にあるかということは、十分注目をしながら対応していきますが、支持率に頼って支持率がいいからといってぼんやりしていたら選挙に負けますよ。ですから、その逆もあるわけです。ベストを尽くすのみであります。
Question
共同通信です。支持率は横ばいということですが、一方で政府のワクチン接種の対応については不満が多いという傾向で、共同通信の世論調査では不満を感じているという人が、約60%、不満を感じていないと答えた人が36%なのですが、不満を感じている方が多いという状況だと思うのですが、今後政府にどういった対応を求められますか。
Answer
政府も、その調査の結果は聞いているでしょうから、ベストを尽くす対応を今後やってくれるだろうと思っています。私どもの方から政府にあれこれ言わなくても、政府はきっちり対応します。
Question
時事通信です。ゴルフの松山選手がマスターズで日本人で初の優勝をしましたが、幹事長の受け止めは。
Answer
マスターズに出るというだけでも大変なことですが、そこで我が国の選手が優勝を勝ち得たということは、夢のようなことではないかと思いますが、松山選手の健闘に対して心から祝意を表したいと思います。
Question
産経新聞です。「こども・若者」輝く未来創造本部の設置について言及がありましたが、ここで、「こども庁」創設について検討されると思いますが、あらためて「こども庁」創設の意義についてどうお考えでしょうか。
Answer
子供は、国の宝だということを言っているわけでありますから、あらためて子供を大切にし、子供を中心にして、家庭というものに対してもあらためて振り返ってみる必要があると思いますし、そこからあらゆる政策、福祉政策はもちろんのこと色々な問題があります。それを自民党がもう一度考え直す良い機会だと思っています。